映画『オデッセイ(原題: The Martian)』

火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを緻密な科学描写とともに描いた、アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」を映画化したSFアドベンチャー。

画像: 映画『オデッセイ(原題: The Martian)』

『グラディエーター』『エイリアン』『ブレードランナー』などSFの傑作を残してきた巨匠リドリー・スコットがメガホンを取り、『ボーン』シリーズなどのマット・デイモンが火星に取り残された宇宙飛行士を演じる。
火星で死亡したと思われた宇宙飛行士が実は生きていることが発覚、主人公の必死のサバイバルと彼を助けようとするNASAや乗組員たちの奮闘が描かれる。共演には『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインや『LIFE! / ライフ』などのクリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、キウェテル・イジョフォーなど演技派が揃った。

リドリー・スコット監督による壮大なビジュアルや感動的なストーリーに注目。いやぁ、愉快!! 痛快!! 好きだなあ。アッという間の144分だ。
生身の人間が活躍するSFはホッとするね。映像表現に力を入れていたリドリー・スコット監督が今回はここまでキャラクタを前面に出して描いているのが興味深い。おまけにサバイバル系作品は“暗い”のがお約束なんだけれど、本作は明るいんだ、元気なんだ、ユーモアタップリなんだ。もちろん、不気味なほど見渡す限りの赤く乾いた砂漠や宇宙船内の無重力描写など映像はとっても美しく、美術はとっても素晴らしい。テンポも良く、語り口は軽やかでしなやかで歯切れが良い。ジャガイモ栽培のくだりは笑えたね。ドナ・サマーやアバなど70年代ディスコソングの選曲も使い方も絶妙で、特にクライマックス前のデヴィッド・ボウイの「スターマン」では興奮、ラストのオージェイズの「ラブ・トレイン」をバックに宇宙の描写が続くのもすごく良かった。

マット・デイモンは素晴らしいの一言に尽きる。ラストのアイアンマンのくだりには爆笑だ。友情や信頼、勇気、そして科学や技術への無限の信頼に溢れた作品。
是非とも大画面で観たいSFの新たな傑作だ。

シネフィル編集部 あまぴぃ

画像: 映画「オデッセイ」予告C youtu.be

映画「オデッセイ」予告C

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