映画『クリーピー 偽りの隣人』

『岸辺の旅』で第68回(2015年)カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した黒沢清監督が、第15回(2012年)日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」を実写映画化したサスペンススリラー。

画像: 映画『クリーピー 偽りの隣人』

『東南角部屋二階の女』で長編監督デビューした池田千尋と黒沢監督が共同で脚本を手掛け、奇妙な隣人に翻弄されるうちに深い闇に引きずり込まれていく夫婦の恐怖を、原作とは異なる映画オリジナルの展開で描き出す。
黒沢監督とは『LOFT ロフト』に続いて4度目のタッグとなる西島秀俊が主演を務め、彼の妻を竹内結子が好演。他に川口春奈、東出昌大、香川照之ら豪華キャストが集結している。

怖いよぉ、怖いよぉ。お隣にどんな人が住んでるのか気になるよぉ…。
香川照之、西島秀俊、竹内結子と好きな役者ばかりだから観るしかない。でも軽い気持ちじゃ観ていられない…。中盤までの夫婦シーンはほのぼのほっこりニコニコなんだけどね。少しずつ不穏な雰囲気が漂い始めて…「あの人、お父さんじゃありません」だもんね。
不気味、不気味、怖い、怖い。胃がキリキリするような不快感…。
「家」を使った薄気味悪さの演出や、セットも良いし、小説らしいフィクションと人間っぽさも良い塩梅。夫婦それぞれがそれぞれに隣人と接し、やがてそれぞれの不安(?)恐怖(?)がひとつになっていく展開というか、演出も見事だった。

香川照之がやり過ぎなくらいの怪演で鳥肌…。竹内結子だって素晴らしい怪演なんだよ。あの悲鳴が耳から離れない…。お隣の父娘の関係が釈然としなかったり、生存者のその後もわからず終いだったり、照明も一部不思議(?)だったり、ラストの展開もいささかしっくり来なかったりするけれど、そんなことを気にせずにどっぷりと世界観に浸るべきなんだろうね。
徹底的におぞましく、怖さがジワジワ来る。観後いろいろ考えさせられる作品。
原作読み直してもっかい観ようかな。

シネフィル編集部 あまぴぃ

画像: 映画『クリーピー 偽りの隣人』予告編 youtu.be

映画『クリーピー 偽りの隣人』予告編

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