独身時代、夏休みは一人で海外へ旅するのが恒例行事でした。ツアーは使わず、ガイドブックとインターネットで情報を収集。1つテーマを掲げ、その国での交通手段やお勧めスポットを調べ、ワクワクしながら旅の準備をしていたことを思い出します。

 

Vol.5「一人旅のススメ」

 よく、「一人は寂しくないか?」と聞かれるんですが、一人が故にどっぷりとその国に浸れる、それが一人旅の良さ。慣れると誰かと行くより断然楽で、そんな感覚にはまり毎年様々な国を旅しました。

 『奇跡の泉・ルルドに行く』をテーマにしたフランス・スペインへの旅は、バルセロナでガウディ建築を堪能したのち、列車を乗り継いでフランスのキリスト教の聖地、ルルドへ。キリスト教徒の皆さんに交じり礼拝に参加し、意図せず涙していたこともありましたっけ、無宗教なのに(笑)。

『かもめ食堂とオーロラ』をテーマにフィンランドを旅したときは、建築家アールトのデザインにほれ込み、高~いクッションカバーを購入、さらに北上したロヴァニエミで毎晩オーロラの出現を待つも季節が早すぎて見られず。代わりにサンタクロースとの感動的な出会いがありました。

『中欧』をテーマに旅したときは、似たような建物が並ぶプラハの街でまさかの迷子になり、ウィーンのレストランでアジア人差別を受け(ただカツレツは最高に美味しかった!)、ブダペストの温泉で地元のお母さんに手取り足取り入り方や効能を教えてもらいました。

 
 どの国も思い出深く楽しかったのですが、中でも一押しなのが『クロアチア』です!! 歴史、世界遺産、リゾート、どれをとっても最高! 途中で財布を紛失したのですが、無傷で戻ってくる治安の良さ! 私に促されクロアチアを旅した友人達は帰国後に必ず一言、「最高だった!」と……。

日本のように南北に長い国で、街ごとに様々な景色が見られ、翡翠色が圧巻の世界遺産・プリトヴィッツェ湖やアドリア海の真珠と言われ “魔女の宅急便” を彷彿とさせるドゥブロヴニク。そしてクロアチアに行ったなら必須のフヴァル島。セレブな雰囲気漂うその島から船で行く “青の洞窟” と “緑の洞窟” に船のデッキから水着で飛び込んだ、あの興奮と水の冷たさは一生忘れられません。

どの街もご飯が美味しく、海は「お願いだからサンオイルや日焼け止めを塗って入らないで!」と思うほどの美しさでした。唯一の欠点は、日本から直行便がないことくらいです。

 
 一人旅の極意は、一人が故に色々な国の人に話しかけられるのでその出会いを楽しむこと(※自分の貞操観念は大切に)と、トラブルがあればあるほど「記憶に残るわ~」と焦らないこと、さらに安全のためのお金をケチらないこと! ですね。あと「もう二度と来られないかも」と予定を詰めすぎると、帰国後グッタリしてしまいます(笑)。これは一人旅に限らず、旅行あるあるですね!

 あ、唯一一人で行って後悔した場所がありました! 

——『ハワイ・オアフ島』——
ここだけは、やはり誰かと行くべきですね(笑)。

 
▼次の記事もチェック! 

 

PROFILE

中村仁美 なかむらひとみ
1979年 6月8日生まれ。2002年にお茶の水女子大学生活科学部を卒業し、フジテレビ入社。2011年人気お笑いコンビ「さまぁ〜ず」の大竹一樹さんと結婚。現在は2児の子育て中。先月末、15年間勤務したフジテレビを退社。今後はフリーアナウンサーとして活動予定。

●情報は、FRaU2017年8月号発売時点のものです。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.