第99回全国高校野球選手権大会。出場した49チームの登録882選手のプロフィルを元にチームの平均身長・体重、野球留学者の傾向などをまとめた。

 出場49校のうち、公立は8校(県立7、市立1)。史上最少だった昨年の10校からさらに減った。公立で最も上位に進出したのは三本松(香川)でベスト8。公立対決を制した彦根東が2回戦に進出したほかは、6校が初戦で敗退した。

 初出場は6校。1回戦では津田学園(滋賀)と藤枝明誠(静岡)が激突し、勝利した津田学園が2回戦に進出したが、そこで済美(愛媛)に敗退。その他の4校も初戦で敗れた。

 連続出場は11年連続の聖光学院(福島)が最長。8年連続の明徳義塾(高知)、7年連続の作新学院(栃木)と続いた。優勝した花咲徳栄(埼玉)は3年連続5回目の出場。ベスト4入りしたほかの3校では広陵(広島)が3年ぶり22回目、天理(奈良)が2年ぶり28回目と甲子園の常連。東海大菅生(西東京)は17年ぶり3回目の出場とブランクはあったが、強力打線と積極走塁を武器に上位に食い込んだ。

 大会記録を更新する68本塁打が飛び交った今大会。選手の筋力の向上がその一因に挙げられる。“食トレ”と称して練習前後、または練習中に補食を取り、体重増加をチーム強化の柱に掲げるチームも多い。

 表1はベンチ入り18人の平均体重を平均身長-100の値を用いて割った数値を大きいチームから順に並べた。1以上あるチームが8校。最も数値が大きかったのが開星(島根)で1.088。172.4㌢に対して78.8㌔、ベンチ入り18人中16人が体重≧身長-100をクリアした。公立では波佐見(長崎)が唯一の1以上だった。

画像: 表1■ベンチ入り選手の平均身長・体重

表1■ベンチ入り選手の平均身長・体重

 表2を見ると甲子園出場チームのうち、部員数の100人超えは13校。最多は広陵の142人、最少は智弁和歌山の32人だった。60~69人のチームが14校あり、1学年平均20人ほどの部員確保が特に優秀な部員をそろえることができない公立校の課題と考えられる。今回の公立8校の中では三本松が最少で52人だった。

 所在都道府県外の中学出身者のベンチ入りがゼロで出場を果たしたのは7校。公立5校が含まれ、ほかはおかやま山陽(岡山)と前橋育英(群馬)。前橋育英はグラウンドに隣接する寮があり、一部選手が入寮。おかやま山陽は寮を持たず、数名の下宿生を除いて自宅からの通いの生徒で対応している。1、2年生が最も多くベンチ入りしたのが下関国際で13人。12人の横浜は1年生が最多の5人ベンチ入りした。

画像: 表2■出場49校の所属選手の傾向

表2■出場49校の所属選手の傾向

ベースボール・マガジン社発行の週刊ベースボール9月7日号増刊『第99回全国高校野球選手権大会総決算号』に掲載の選手のプロフィル等を元に調査しました。

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