「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月2~8日/賞金総額156万3795ドル/ハードコート)の本戦5日目、日本からはシングルス準々決勝に杉田祐一(三菱電機)が登場し、アドリアン・マナリノ(フランス)とベスト4をかけて戦ったが、2-6 4-6のストレートで敗れた。

 過去の戦績は2勝2敗。今季はこれが4度目の対戦で、ツアー初優勝をかけたトルコ・アンタルヤでの大一番は杉田が勝ったが、モンテカルロとウインブルドンではマナリノが勝っている。同じ29歳。試合は予想通り激しいストローク戦となった。

 飛び出したのは杉田だ。立ち上がりのサービスゲームをキープすると、第2ゲームで早くもブレークに成功。しかし、第3ゲームを3度のデュースの末に落とすと、そのまま1ゲームも取れずに第1セットを失った。

 第2セットも先にブレークしたのは杉田だった。2-1から3-1とリードを広げたものの、すぐにブレークバックを許した。息詰まるストローク戦は、しかし第2セットで決着がついた。4-4からの第9ゲームで杉田が40-0から痛恨のブレークダウン。最後はブレークポイントを何度も握ったもののつかまえきれず、マナリノが逃げきった。

画像: ウインブルドンに続いて杉田を下したマナリノ

ウインブルドンに続いて杉田を下したマナリノ

「ブレークしたあとに取りきれなかったことが、かなりの敗因」と杉田。「ブレークするのにかなりのエネルギーを使ってしまった」と悔やんだ。「逆のスコアにもなりえた内容だったが、要所をおさえられてしまった」と試合を振り返った。

 マナリノが粘り強く返してくることは想定内。「そこをもうひとつ打破できなかった」と杉田が言う。雨で屋根が閉じられたコロシアムには大勢のファンが詰めかけていた。「ここで勝ちたい、いいプレーをしたいという想いが強く、力が入った」と素直な気持ちを打ち明けた。

画像: ベスト8で大会を終えた杉田

ベスト8で大会を終えた杉田

 ベスト8という結果については「もちろん満足していません」と答えた。しかし、大会後の世界ランクはトップ40をクリアし、自己最高の30位台になることが確実だ。さらに上を目指すために「新しいチームの体制は考えている。目途は立っています」と強調した。「来年、またいいかたちで、ここに戻ってきます!」と自分に言い聞かせるように話し、今年の大会を終えた。

写真◎井出秀人

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