SUZUKA Sound of ENGINE 2017のイベントCategory2に与えられたテーマは「グループC」。
公式HPには、メーカーの威信をかけて開発されたモンスター「GroupC」。今なお伝説として語られるマシンたちが、現代のサーキットに復活します。とありますが、グループCを知らないという世代の方も多いのではないでしょうか?モンスター、グループCとは一体??

燃料制限以外はほとんど何でもアリ!のレース

グループCとは、自動車レースに使用する競技車両のカテゴリーの1つで、それまでのグループ5=シルエットフォーミュラと、グループ6=プロトタイプカーを整理し、統合したカテゴリです。

画像: GroupC MAZDA 787B mzracing.jp

GroupC MAZDA 787B

mzracing.jp

グループCの特徴を簡単に言うと「燃料の使用量は制限されるが、排気量は無制限」という、ユニークで柔軟性の高いレギュレーション (規定) です。レース距離に応じた燃料制限以外にも、寸法と車両の最低重量、クローズドボディいう規定もありますが、他はほぼ無制限です。

画像: GroupC NISSAN R86V upload.wikimedia.org

GroupC NISSAN R86V

upload.wikimedia.org

1970年代のオイルショックにより、世の中からレース活動を行うための大義名分が求められ、グループCは生まれました。
速さだけではなく、エンジンの効率においても競争される、つまりは速さ×省資源を競い合う最初のレースということで、多くのメーカーが賛同し、新たにレースへ参戦することとなりました。

画像: GroupC MCS・Guppy news.webike.net

GroupC MCS・Guppy

news.webike.net

様々な自動車メーカーが、究極の速さと燃費のバランスを探しながら、まさにメーカーの威信をかけて独自のマシンを生み出し続け、世界中が熱狂と狂乱の渦へと巻き込まれていきます。

画像: GroupC NISSAN R92CP ja.wikipedia.org

GroupC NISSAN R92CP

ja.wikipedia.org

1982年から始まった、グループCカーによる世界耐久選手権 (WEC) 。ル・マン24時間レースもこのシリーズに組み込まれ、1986年にはシリーズ名称が世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC) と改称され、大きな盛り上がりを見せます。

画像: GroupC TOYOTA TOM'S 85C-L car.watch.impress.co.jp

GroupC TOYOTA TOM'S 85C-L

car.watch.impress.co.jp

グループCの終焉が訪れるきっかけとはなったのは、1991年。
世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC) がスポーツカー世界選手権 (SWC) と改称されるとともに、グループC最大の特徴であった「燃料規定」が撤廃され、エンジンは当時のF1と同様である、自然吸気の3.5Lエンジンへと変更されることになりました。これは後にFIAの会長となるマックス・モズレーらが、F1とエンジンレギュレーションを共通化することで、グループCとF1の双方の活性化を目論んだことによるものです。

画像: GroupC TOYOTA TS010 www.ultimatecarpage.com

GroupC TOYOTA TS010

www.ultimatecarpage.com

この目論みは失敗し、耐久色を薄める流れによってグループCの人気は衰え、多くの自動車メーカーが撤退します。1992年にはスポーツカー世界選手権 (SWC) が終了し、1983年から日本で行われていたグループCによる全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権 (JSPC) も、バブル景気の崩壊による自動車メーカーの撤退などにより、SWCと同様に1992年にシリーズが終了。グループCというカテゴリは、はじまりから12年で終焉を迎えました。

過激すぎて、やりすぎなマシン達。
グループCは、終わりから25年経った今でも多くの人に愛されています。SUZUKA Sound of ENGINE 2017では、MAZDA 787B #202 JSPC仕様車が実際に走る様子も見ることが出来ます。鈴鹿であの熱狂を再び!ぜひ味わってきて下さいね。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.