今シーズン、新たに登場したスタッドレスタイヤは、メジャーのブランドだけで5銘柄ある。それぞれどんなスタッドレスタイヤなのか。そのインプレッションをまとめてみた。

履き替えにコストはかかるが、事故ったらそれ以上のコスト

札幌など降雪地域の大都市の交差点は、普通に歩くことも難しいほどのアイスバーンがあるし、東京/大阪などでも、大雪が降ってしまうと幹線道路以外は除雪がままならず、何日も凍り付いている場所もある。

スタッドレスタイヤ開発のテーマは、いまも昔も「いかにアイス性能を上げるか」なのだ。逆に言えば、同じブランドで考えると、新しく登場したものほどアイス性能は必ず高い…と言い切ることもできる。

そんなアイス性能に加えて、新しいスタッドレスタイヤはウエット性能/ライフ性能/静粛性/低燃費性能/ドライ性能…などなど、各社が得意とする「プラスアルファ」の性能を加えている。これからのウインターシーズン、自分の“愛車の使い方”を一度考えてみて、アイス性能以外にどんな性能を重視したいのかを考えて選んでみよう。

タイヤはゴムでできているので、年々硬くなっていく。硬くなっていけば、たとえ山が残っていても、スタッドレスタイヤ本来のパフォーマンスは発揮できない。
 
タイヤを新しくするともちろんコストがかかるけど、万が一滑って事故をしたらそれ以上のダメージ。安心/安全のドライブのため、タイヤに目を向けてみたい。

画像: 冬の路面は時間によって、天候によってさまざまに変化する。

冬の路面は時間によって、天候によってさまざまに変化する。

1:ブリヂストン・ブリザックVRX2

文:瀬在仁志

2:ヨコハマ・アイスガード6

文:ネギシマコト

3:トーヨータイヤ・ウインタートランパスTX

文:竹岡 圭

4:ミシュラン・エックスアイス3プラス

トレッドパターンは従来のX-ICEと同じながらゴムを変更。「表面再生ゴム」と呼ばれるトレッドゴムの中に「Mチップ」と呼ばれるコンパウンドを配合、摩耗が進むとMチップが溶け出すことで無数の穴が現れ、氷とタイヤの間の水分を除去、氷に密着させるという。

ドライでの一般道試乗では、センター付近の無感領域が少なく、ハンドルを切ったら切っただけ素直にGが立ち上がるタイプ。街乗りレベルだと、夏タイヤとの差はまったく感じられないほどしっかりしている。

スケートリンクでのアイス性能評価では、従来X-ICE3比較で1割ほど手前で止まる。ゼロ発進では氷路面での食いつきの良さがわかる。横グリップよりも前後グリップの方が性能を体感できた。

■文:ネギシマコト

画像: 東大和のスケートリンクで開催された試走会の様子。

東大和のスケートリンクで開催された試走会の様子。

5:グッドイヤー・アイスナビ7

新パターンデザインの「セブン・エフェクティブ・デザイン」、改良コンパウンド「エキストラ・コンタクト・コンパウンド」を採用し、従来のアイスナビ6に比べて氷上ブレーキ性能は7%、ウエットブレーキ性能2%、低燃費性能4%とそれぞれ向上したグッドイヤーの新スタッドレスがアイスナビ7だ。

スケートリンクで行われた試走会で比較試乗を行ったが、同じ車種でも従来品とABSの効き方が違ってくる。止まる瞬間に「ギュッ」とタイヤが鳴き、同速度だと何度試しても従来品よりも手前で止まる。それだけでなく横方向のグリップ向上が体感できる。同じコーナー曲率だと、従来品に比べてアイスナビ7はより高い速度で曲がることが可能だった。

■文:ネギシマコト

画像: 新横浜のスケートリンクで開催された試走会。

新横浜のスケートリンクで開催された試走会。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.