ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は水曜日にエキシビションマッチの「クーヨン・クラシック」(オーストラリア・メルボルン郊外クーヨン/1月9~12日/ハードコート)に出場し、ドミニク・ティーム(オーストリア)を6-1 6-4で下して6ヵ月ぶりの勝利をおさめた。

 ジョコビッチが完全にコートに戻ったということは、早い段階で明らかだった。彼は素早く動き、方向転換を見せ、ティームのウィナー級のボールに対しても、大きく体をストレッチさせてボレーで仕留めて見せたのだ。

 長い期間、ケガのため休養していたジョコビッチは、それだけに、ふたたびコートでプレーすることを楽しんでいる様子だった。

 彼は悩みの種となった右肘を保護するため、コンプレッションウェアを身につけてプレーしていた。

 来週月曜日に始まるオーストラリアン・オープンに向けて重要な調整の場である、このクーヨンで、世界5位のティームを倒した意味はジョコビッチにとって極めて大きいものとなっただろう。

「僕はこの瞬間を6ヵ月待っていたんだ」とジョコビッチは言った。「世界5位と対戦する機会を得て、僕が今、どの位置にいるのかを見るための素晴らしいテストになった」。

 昨年のウインブルドン準々決勝を最後にツアーを離れたジョコビッチは、年初のアブダビのエキシビションマッチと、ツアー初戦のドーハをプレーする予定だったが、まだ肘に不安が残るとして出場をキャンセルしていた。

 彼は、自身が持つ12のグランドスラム・タイトルのうち6つを占めるオーストラリアン・オープンに出場することを目指し、メルボルンにやって来た。

 水曜日の試合では、ジョコビッチは肘に痛みを感じなかったようだが、状態については、日々違うと慎重な姿勢を見せた。

「過剰な自信を持ちたくないんだ」とジョコビッチは言った。

「確かに今日の試合には満足している。でも100%だとは言いたくない。オーストラリアン・オープンが始まったときに100%でいたいし、そのときそう言いたい。ここから5日間ですべてがうまくいくように願っているよ」

 ジョコビッチはティームとの試合の中で錆び付いた様子は見せなかった。ストロークはコーナー深くに打ち、非常によく動いていたし、ボレーの精度も高かった。

 彼はまた、肘の負担を軽減するためにコンパクトなサービス・モーションを取り入れ、最初のセットでは3つのエースを獲得した。

 フレンチ・オープン優勝で、4つの異なるグランドスラムで優勝するという偉業を成し遂げた2016年。その年の後半から2017年半ばにかけて、ジョコビッチは苦戦し、世界1位の座を失うことになった。そのときの彼と今の彼は対照的に見える。

 2016年ウインブルドン準決勝のあと、傷んだ体を回復させるためシーズン後半を休養するという選択をしたロジャー・フェデラー(スイス)が、2017年に復帰して早々、オーストラリアン・オープンのタイトルを獲るという驚くべき復活劇を見せた、それを再現すべく、ジョコビッチはメルボルンパークへ向かう。

「幸せなことに、僕はここにいる」とジョコビッチは言った。「僕にとって一番の思い出がある、この国、この街でプレーを始められることがとてもうれしいよ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
Photo: MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 10: Novak Djokovic of Serbia reacts during the Tie Break Tens ahead of the 2018 Australian Open at Margaret Court Arena on January 10, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.