今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)が、1月15日(月)に開幕する。

 ロジャー・フェデラー(スイス)は前年度覇者として大会に入り、懸念のない準備期間を送ったにも関わらず、ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)が全豪の優勝候補だと考える方を好んでいる。

「36歳の選手が大会の優勝候補であるべきだと思わないから、僕は自分のチャンスをより少なく見せたいね」とフェデラーは全豪前夜に言った。

「僕は優勝候補じゃない。だからこそ僕は、僕のキャリアの晩年に、よりリラックスして物事を見ることができるんだ」

 彼がジョコビッチとシェアするボトムハーフのドローが大会2日目までスタートしないので、グランドスラム大会で19度優勝したこの男は、ほんの少しだけ長めにリラックスすることができるだろう。第1シードのナダルは、昨年フェデラーに対する5セットの決勝に敗れた場所、ロッド・レーバー・アリーナで月曜の夜、ビクトル・エストレーリャ ブルゴス(ドミニカ共和国)との初戦に臨むことになる。

 ベテランの大会となった昨年は、男女シングルス決勝進出者4人の全員が、30歳かそれ以上だった。そして今年は、そのうち3人が戻ってきた。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は昨年の全豪で姉のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を決勝で倒し、23度目のグランドスラム優勝を遂げたが、今年は、難産のあとの健康の問題からしっかり回復するための十分な時間がないと判断したため、タイトル防衛に挑まない道を選んだ。

 ビーナスは今回第5シードで、大会初日のセンターコートでの第2試合でベリンダ・ベンチッチ(スイス)に対する初戦をプレーする。彼女は20歳のベンチッチに対し、4勝0敗の対戦成績を誇る。

 2月の最初の週に首位に立つ可能性を持つ男子選手はふたりだけで、それがナダルとフェデラーだ。3位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、他の誰がメルボルンでどんな活躍をしようと、それは関係してこない。

 フェデラーは、左膝の故障による6ヵ月の休止を経てコートに戻ったばかりだった2017年とは対照的な状況の中で、今年のメルボルンに戻ってきた。昨年の彼は、2012年ウインブルドン以来グランドスラム・タイトルに見放されていたが、その優勝の欠乏に終止符を打つことについて、ほとんど期待していなかった。

「今年はまず、最初の1、2試合に勝って、そこからだんだんと調子乗っていけるよう願っている。一方昨年は、ただ1試合に勝ちたいと願っていた」と日曜日にフェデラーはコメントした。「(昨年は)どうなるか見てみよう、という類の大会だった。おそらくノバクやスタン(ワウリンカ)らの選手が今年潜り抜けようとしているのと、似たようなものかもしれない」。

 全豪優勝歴6回のジョコビッチは、右肘の故障で6ヵ月間、大会に出場しておらず、改良したサービスのモーションを引っ提げて戻ってきた。2014年全豪優勝者のワウリンカは膝を手術し、ウインブルドン以来ツアーから離れていた。

 昨年の全仏と全米で優勝したナダルも、膝の痛みから回復中だったため、彼の全豪前の準備はいくつかのエキシビションマッチのみに限られることになった。

 だからと言って、彼らの誰一人もが、フェデラーに対する脅威を減らしたわけではない。

「昨年を通しての活躍ゆえにラファ。そして、彼がどう感じているかはわからないとはいえ、過去6度の優勝経験ゆえにノバクも、大いに優勝候補であり得る」とフェデラーは言った。「ドローに入ったら、自分にチャンスを与えるものだ。それが昨年の僕に起きたことだった――そしてご存知の通り、自分でこんなだろうと思っていたよりも、はるかにいい結果に終わったんだ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は開幕前日の記者会見でのロジャー・フェデラー(スイス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 14: Roger Federer speaks to media during ahead of the 2018 Australian Open at Melbourne Park on January 14, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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