忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。もともと好みも異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが見えてくるはず。今回は、ご主人が現役の格闘技選手という内村さんご夫婦を訪問。

 

今回のご夫婦は……

内村洋次郎さん・愛以子さん

画像: 可愛い二人のお子さんにも癒やされました♡

可愛い二人のお子さんにも癒やされました♡

夫・洋次郎さんは総合格闘家として『パンクラス』に参戦中。ZST初代ウェルター級王者。妻・愛以子さんは、独身時代はレコード会社に勤務。2012年に結婚。5歳の息子さん、2歳の娘さんと4人暮らし。

 

すべてが完璧でなくていい
大切なのは互いが笑顔でいられること

画像: すべてが完璧でなくていい 大切なのは互いが笑顔でいられること

格闘家の方の普段の食事ってどんな感じなんでしょう、気になります! また身体作りや体調管理のために、家庭で気をつけていることはあるのでしょうか。

洋次郎さん:「プロテインを多めに摂取したりはするけど、普段はそのくらいで、基本好きなものを食べていますよ。試合前は減量しますが、その間の食事管理や調整も全部自分でやります。僕の場合は1ヵ月前から徐々に落として、最終的には8~10㎏くらい」

ひと月でそんなに落とすんですか!?

洋次郎さん:「最近は格闘技もアスリート化していて階級が細かくなっているので、落とせるなら落として下の階級で出た方が確実に有利なんです。もちろん個人差はあるけど、10㎏落とすのもそんなに珍しいことではないですね。それに、規定の体重は試合前日の計量時にクリアしていればいいので、計量が終わったらそこからまた一晩で7~8割戻すんです。たしかに、普通の人には真似できないかもしれない」

 
本当に大変な世界、想像以上でした……。でも普段の食事は自由に、家族と同じものを食べられるのはいいですね。奥様の手料理で好きなものは?

洋次郎さん:「好きな手料理!? ……(しばし悩んで)鍋とか?」

愛以子さん:「調理ないやん!(笑)」

洋次郎さん:「あ、味噌汁! 味噌汁はうまいです(笑)」

 
実は奥様の愛以子さん、食事の支度はちょっと苦手。独身時代は仕事で毎日帰りが遅く、そのため料理はほとんどしていなかったそう。

洋次郎さん:「最初の頃は、“味噌汁に何時間かかってんの!?” って(笑)」

愛以子さん:「何をするにも時間がかかって、“お恥ずかしい限りです……” って感じでした(笑)。彼は以前飲食の仕事をしていたので、ひと通りは作れるんです。あるものでパパッと作るのは、今も彼の方が上手ですね」

 
経験ゼロからのスタート、さらにご主人が格闘家ということで、“ちゃんとしたものを作らなきゃ” というようなプレッシャーはなかったですか?

愛以子さん:「結婚当初はありました、いろいろ本を読んでみたりもしましたし。ただ結婚と出産がほぼ同時だったので、しばらくして子どもの離乳食が始まったらそれどころではなくなってしまって。家事に育児に、毎日なんとか辻褄を合わせるので精一杯。なので料理については、結婚してから5年間ずっとテンパってます(笑)」

 
毎日の食事の支度だけでも大変なのに、全部を完璧にこなすなんてできないですものね。奥様、頑張ってる! ご主人は普段はジムのインストラクターをしているため、夕食はいつも別々。作っておいたものを後で食べてもらうそうですが、減量中の油と炭水化物抜きの献立には毎回苦労しているそう。

愛以子さん:「炒め物の油もダメになるので、そうすると料理のバリエーションがなくなってきちゃうんですよね。自由に食べられない中でも楽しんでもらえたらと思うんですが、なかなか」

洋次郎さん:「油を使ったものは怖くて食べられない。見るのも嫌って感じなので “出さないで、食べるなら自分がいない時にして” とお願いしています。しかも減量中は、完全な空腹になるまで次の食事を摂らないようにするので、食事の時間も毎日バラバラで。いろいろ迷惑かけて申し訳ないです」

 
自分の都合に合わせてもらうことを当たり前とせず、感謝するのって、夫婦になるとなぜか途端にできなくなるもの。ご主人も偉いなあ。そして何より、お二人の明るさと仲の良さといったら! どの家庭にも悩みはつきもの、何かあっても一緒に笑い飛ばせたらそれでいいし、それが一番。そんな風に思わせてくれる素敵なご夫婦でした!

 
 
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PROFILE

SHIORIさん
料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著『SHIORIの2人で楽しむ ゆるつま』(講談社)が好評発売中。

 
●情報は、FRaU2018年2月号発売時点のものです。
Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

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