『散歩する侵略者』の第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品に加え、同プロジェクトから誕生した本作『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の第68回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品決定により、関連2作品が揃って歴史ある三大国際映画祭へ招待されるという快挙を成し遂げた黒沢清監督。

この度、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己の豪華キャストで贈る侵略サスペンス・エンターテインメント『散歩する侵略者』と、夏帆、染谷将太、東出昌大の豪華キャストで描く、映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕のアナザーストーリー『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の2本立てティーチイン上映会が2月10日(土)目黒シネマで行われ、メガホンを握った黒沢清監督が登壇。

満席の観客を相手にティーチインを行い、撮影エピソードなどについて存分に語った。

『散歩する侵略者』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』ティーチイン上映会開催!

画像: ティーチインに答える黒沢清監督

ティーチインに答える黒沢清監督

鋭い質問に黒沢清監督も「撮ってよかった」と感激!
『散歩する侵略者』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』

『散歩する侵略者』は、行方不明の後に夫が侵略者に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアがカンヌなど国内外で絶賛を受け、先日は北米、フランスでは3月など全世界31の国と地域での上映が決定している話題の一作で、国内では日本アカデミー賞で優秀監督賞も受賞。

『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は、映画『散歩する侵略者』と同じく黒沢清が監督を務め、不穏な空気が渦巻く恐怖と驚愕の世界を別の視点で描いた、アナザーストーリーとなっている。なお、ベルリン国際映画祭でパノラマ部門正式出品が決定している、こちらも注目の一作だ。

本作の原作を映画化した理由について黒沢監督は、「原作の小説を10年前に読み、僕はもともと単純に宇宙人の侵略SFが大好きなジャンルなので、チャンスがあればと思っていたところ、まさにこれだと。ハリウッドの実写映画のように巨費はかけられないので難しいと思っていましたが、着々と宇宙人に侵略されていく日常の表現が描けると思いました」と説明していた。

画像: 鋭い質問に黒沢清監督も「撮ってよかった」と感激! 『散歩する侵略者』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』

なぜ、黒沢作品には、食事のシーンが多く登場しバーなどのシーンがないのか?

また、人が倒れるシーンが象徴的な両作品だが、「日常で突然人が倒れると、緊張が高まるんですね。それまでの日常に亀裂が走ってしまうわけなので、だから何度も練習して撮影しました」と説明。撮影中、特に細かい指示は出さなかったそうだが、「上手い倒れ方をすると、日常の異変をアイデアで作り出せる。上手く倒れるスタントと、普通のエキストラさんを絶妙に 混ぜて、さまざまなバリエーションを作りました。ワンカットの中で、あれよあれよと倒れていくシーンは、最大の見せ場として上手くいったかなと思っています」と撮影秘話を語った。

また、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』で東出昌大がファミレスで平然と食事をするシーンについて、黒沢作品にはファミレスなどでの食事のシーンがたびたび登場することについての問いが出ると、「なかなかするどい指摘ですね(笑)」と黒沢監督も感心。

「あえて狙っているわけじゃないのですが、特殊な環境にいる彼が日常的な空間にひょっこりいるという表現をしたくて、ファミレスで撮りました。ある種の不安を引きずりながら主人公が日常を過ごしている描写のために、ファミレス、自宅でというシーンが僕の作品には何気なく出てくます」と理由について解説。
ちなみに、そういった場所を選択する理由がほかにもあるといい、「他の方の作品では、バーでお酒、飲み屋でカラオケという描写もあるとは思いますが、僕の映画には一切ないんです。それは僕がそういう日常を送っていないから(笑)。僕はファミレス、喫茶店、自宅、そういうところで日常を送っているので、そういうシーンが多いんです」と意外な理由も飛び出した。

上映会の最後に黒沢監督は、「こうして今日は2本同時に上映が出来て、みなさんも来てくれて本当に夢のようです。撮ってよかったです。僕のキャリア、フィルモグラフィーの中でも、この2本は特別な2本となりました!」と、感慨深い面持ちでティーチインを締めくくっていた。

画像: 黒沢清監督

黒沢清監督

『散歩する侵略者』

画像: (C)2017『散歩する侵略者』製作委員会

(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会

「なるほど。それ、もらうよ」
「家族」「仕事」「所有」「自分」  彼らは私たちの大切な<概念>を奪っていく――
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。
急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。
夫・真治(松田龍平)は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか…?
その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。
ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中、天野(高杉真宙)という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきら(恒松祐里)の行方を探し始める。
やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。
「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。
当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。

【キャスト】
長澤まさみ 松田龍平
高杉真宙 恒松祐里
前田敦子 満島真之介 児嶋一哉 光石 研
東出昌大 小泉今日子 笹野高史
長谷川博己

【スタッフ】
原作:前川知大「散歩する侵略者」
脚本:田中幸子 黒沢 清 音楽:林 祐介
監督:黒沢 清

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映像特典:メイキング /ナビ番組/長澤まさみ×松田龍平×長谷川博己 3ショットインタビュー完全版/イベント映像集/カンヌ映画祭映像集/予告編集
●発売/販売元:ポニーキャニオン
●商品サイト:https://sanpo-movie.ponycanyon.co.jp/
●映画公式サイト:http://sanpo-movie.jp/
(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会

『予兆 散歩する侵略者 劇場版』

画像: (C)2017『散歩する侵略者』スピンオフ プロジェクト パートナーズ

(C)2017『散歩する侵略者』スピンオフ プロジェクト パートナーズ

「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」

山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。
みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。
みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。
診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。
帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。
常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。
ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める-

【キャスト】
夏帆 染谷将太 東出昌大
中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ
千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと / 大杉漣

【スタッフ】
原作:前川知大「散歩する侵略者」
脚本:高橋 洋 黒沢 清  音楽:林 祐介
監督:黒沢 清

■■『予兆 散歩する侵略者 劇場版』商品情報■■
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●発売日:2018年3月7日(水)Blu-ray&DVD発売/レンタル開始
●収録時間:本編140分+特典映像
●セルBlu-ray&DVD 共通映像特典
映像特典:メイキング/初日舞台あいさつ/予告編集
●発売/販売元:ポニーキャニオン
●商品サイト:https://yocho-movie.ponycanyon.co.jp/
●映画公式サイト:http://yocho-movie.jp/
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