WGCメキシコ選手権は、目下最強24歳のジャスティン・トーマスとのプレーオフの末、47歳のフィル・ミケルソンが勝利を収めた。2013年の全英オープン以来4年半ぶりのツアー通算43勝目を挙げたミケルソンに次に期待されるのはズバリ、マスターズでの“あの男”との戦いだ。

47歳は世界ゴルフ選手権シリーズ最年長優勝!

「この勝利が自分にとってどれくらい大きな意味があるのか……。言葉ではとてもいい表せない」と感無量の思いを滲ませたミケルソン。47歳8カ月でのWGC(世界ゴルフ選手権)優勝はビジェイ・シン(45歳)の記録を抜き最年長Vだ。

そんな彼の前に立ちはだかったのは、3日目にコースレコードの「62」を叩き出し最終日最終ホールで残り119ヤードを直接カップにねじ込むスーパーイーグルを奪って単独トップに踊り出たトーマス。前週のホンダ・クラシックで優勝した勢いそのまま2週連続Vを引き寄せたかに思われた。

しかし百戦錬磨のミケルソンはひと味もふた味も違った。15番、16番の連続バーディでトーマスに並びかけると、本戦では決めきれずプレーオフに持ち越したものの、メキシコのギャラリーからの「フィル!」「フィル!」の大合唱のなか1ホール目であっさり決着をつけた。

画像: ジャスティン・トーマスとのプレーオフにまでもつれ込んだ激闘を制しツアー43勝目を挙げたミケルソン

ジャスティン・トーマスとのプレーオフにまでもつれ込んだ激闘を制しツアー43勝目を挙げたミケルソン

「(勝利は)近いと感じていた。これだけ良いプレーをして勝てないほうが不思議だからね。でも実際いつそのときがくるかは誰にもわからない」(ミケルソン)

含蓄のある言葉である。2月以降のミケルソンは5位タイ、2位タイ、6位タイとトップ6を外していない。あとは勝利の女神がいつ微笑むかを待つばかりだった。

こうなると気になるのが47歳のメジャーでの戦いぶりだ。1カ月後に迫ったマスターズではすでに3勝を挙げていており、メジャー第2戦の全米オープンに勝てば史上6人目のグランドスラマーに輝くことになる。

若手の台頭、年齢の壁など、超えなければならない障害は多々あれど、世界のトップが集結したWGCで勝ったということは、どのメジャーでいつ勝ってもおかしくないことに間違いはない。

5歳年下の永遠のライバル、タイガー・ウッズはマスターズ前にヴェルスパー選手権と過去8勝を挙げているアーノルド・パーマー招待への出場を表明している。

「試合勘は戻った。(勝つために)あとはどれだけ競技の舞台を経験できるか」というタイガーもメジャーに照準を合わせるひとり。マスターズでタイガーとミケルソンが優勝争いを繰り広げる可能性がでてきたと思うとワクワクする。

盛り上げるだけ盛り上げてあとはフォローなし、というのが我が身も含め日本のスポーツマスコミの悪いクセだが、タイガーとミケルソンに関しては結果がどうあれこれからも至近距離でチェックしていきたい。

写真/姉崎正

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.