アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(3月7~18日/WTAプレミア・マンダトリー/賞金総額864万8508ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第8シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が第21シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を7-6(8) 6-4で破り、準々決勝進出を決めた。37歳のビーナスは、ドローの中で最年長の選手だ。

 彼女はその前夜、妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)にストレートセットで勝ち、妹に対する3連敗を終わらせたばかりのところだった。

「『これは事実上の決勝よ』と感じた昨夜から、『まだ4回戦なのよ』という現実への、素早い方向転換だったわ」とビーナスはコート上で言った。

 曇り空の下、約27度の温かい空気の中で、ビーナスはセバストワ相手に忙しく駆け回った。セバストワはドロップショット、ロブ、トップスピンを駆使し、10歳年上の相手を、コートの端から端へと振り回したのだ。

「彼女のプレーがよすぎたポイントがいくつかあったわ」とビーナスは言った。

「自分がポイントの主導権を握っている、ポイントを勝ち取りにいっていると思っていたのに、彼女が形勢を逆転させた場面が何度かあった。本当に才能ある選手ね」

 今年最初の2大会での早期敗退のあと、ビーナスはインディアンウェルズで、まだ1セットも落としていない。彼女はこの大会での過去6回の出場で、まだ一度も決勝に進出したことはない。

 準々決勝でビーナスを待ち受けるのは、第27シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)だ。スアレス ナバロは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-2 6-4で下した。

 第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は4回戦でワン・チャン(中国)を7-5 6-1で破り、世界ランク1位保持のかかったインディアンウェルズでの進撃で、いい軌道の上を歩んでいる。

 第20シードのダリア・カサキナ(ロシア)が第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-4 7-5で下す番狂わせを演じたあと、ハレプは今回のメインドローでまだ勝ち残っている、唯一の元優勝者となった。

 20歳のカサキナに対して今年2度目となる黒星を喫する前、今季のWTAツアーでもっとも多くの試合に勝っている選手だったウォズニアッキは、第1セットでの3-0のリードを棒に振ってしまった。

「彼女は、私の裏をかいたわ」とウォズニアッキは悔しげに言った。

 準々決勝に至ることで、カサキナは、ここまでのキャリア最高ランクである17位を越えることが予見される。彼女はここ1年で、今週に対戦したUSオープン優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)を含め、4人の現グランドスラム・タイトルホルダー全員を倒していた。

「私は、ベストの選手たちに対し、ベストの試合をプレーするの」とカサキナは言った。

「でも、いつも言っているように、トッププレーヤーになりたかったら、トッププレーヤーを倒さなければならない。ルールはかなりシンプルよ」

 今季の成績を17勝1敗に向上させたハレプが、世界1位の座を保持するには、決勝に進出しさえすればよい。

 ハレプの次の相手は、ぺトラ・マルティッチ(クロアチア)だ。マルティッチは、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-3 7-6(4)で下した。

 一方、16歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)の進撃は、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に対する1-6 6-7(2)の負けで終わりを遂げた。

 ワイルドカードで出場したアニシモワは、ここまで1セットも落とすことなくポリーヌ・パルモンティエ(フランス)、第23シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、ウインブルドン優勝歴2回のぺトラ・クビトバ(チェコ)を倒し、WTAツアーでの最初の3試合を勝利で飾っていた。

「彼女は16歳だから、何も恐れはしない」とプリスコバはアニシモワについて言った。

「彼女が何も考えずに(のびのびと)ボールを打っているのが、見ていて分かる。でも、16歳のときには、誰もがこんなふうにプレーするものよ。将来的には、その部分はちょっぴり変わるでしょうね。でも間違いなく、彼女のテニスはいいし、これといった弱点がない。すべてにおいてかなり堅固だと思うわ」

 プリスコバは、準々決勝で日本の大坂なおみ(日清食品)と対戦する。大坂は、マリア・サカーリ(ギリシャ)を6-1 5-7 6-1のフルセットの戦いの末に下して勝ち上がった。

 ハレプは月曜日の夜、ビーナスが、出産を経て母となったばかりの36歳の妹セレナに対しストレートで勝った試合を観戦した。

「彼女たちは互いにモチベーションを高め合い、この年になっても――セレナは子供を持ちながら――プレーし続けている。そんな様子を見るのが私は大好きだし、本当に素晴らしいと思うわ」とハレプは言った。

「彼女たちは、テニスのために素晴らしいことをやっている。彼女たちがテニス界にいてくれるというのは、素晴らしいことよ。彼女たちから学べることはたくさんある。だからこそ、私はできるときにはいつも、彼女たちの試合を見にいくよう努めているの」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)
INDIAN WELLS, CA - MARCH 13: Simona Halep of Romania hits a backhand against Qiang Wang of China during Day 9 of BNP Paribas Open on March 13, 2018 in Indian Wells, California. (Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)

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