男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ」(9月14~16日/大阪府大阪市・ITC靭テニスセンター/ハードコート)の2日目はダブルスが行われ、マクラクラン勉(日本)/内山靖崇(北日本物産)の日本ペアが6-2 6-4 6-4のストレート勝利。最終日を待たずに日本が3連勝で勝利を決めた。

 日本の2勝0敗で迎えた2日目のダブルス。ボスニア・ヘルツェゴビナはトミスラフ・ブルキッチのパートナーを、ミルザ・バシッチ(複233位)からネルマン・ファティッチ(複843位)に変更してきた。エース格のバシッチの欠場は明らかな戦力ダウン。日本にとっては大きなアドバンテージとなった。

画像: ブルキッチ(右)とフアティッチのボスニア・ヘルツェゴビナ ペア

ブルキッチ(右)とフアティッチのボスニア・ヘルツェゴビナ ペア

 第1セットは2-2からの第5ゲームで日本がブレークに成功。そのまま6-2で先取すると、第2セットも1-1から先にブレークし、このワンブレークを守って6-4と2セット連取に成功する。日本ペアはサービスゲームで高い安定感を誇り、試合を優位に進めた。

 あとがないボスニア・ヘルツェゴビナは、第3セットからリターンのサイドをスイッチするなどしたが、コンビネーションの差は明らかで、3-3からの第7ゲームをブレークされて万事休す。一度も日本のサービスゲームをブレークすることができず、敗戦が決まった。

 マクラクランは待望のデビスカップ初勝利。「うれしい。少し緊張もあったけど、大切なときにいいプレーができたと思う。この1年の自信、経験が大きい」と喜びを口にした。内山も「一度もサービス(ゲーム)を落とさなかったし、全体的に試合をコントロールできた」と試合を振り返った。

画像: オールキープで完勝した内山(右)/マクラクラン

オールキープで完勝した内山(右)/マクラクラン

 ボスニア・ヘルツェゴビナは7度のブレークポイントを一度も取りきれなかった。特に第2セット1-0からの第2ゲームでは、マクラクランのサービスで0-40のチャンスをつかんだが、これを逃し、流れを引き寄せられなかった。

 プルキッチ兼任監督は「勝つための策として」ミルザを温存したと話した。内山もマクラクランも、変更には「驚いた」と口にしたが、明らかに失敗だった。1勝1敗ならともかく、王手をかけられてのエース温存は愚策だろう。

 日本はオールストレートの完全勝利。岩渕聡監督は「各選手が実力を発揮して戦ってくれた結果。緊張感もあったし、選手のよさが出た」と安堵の表情。勝敗がついた明日16日はシングルス1試合のみが3セットマッチで行われるが、そこで綿貫陽介(日清食品)の起用を明言した。

画像: チームの勝利を決めて観客に挨拶する日本チーム

チームの勝利を決めて観客に挨拶する日本チーム

 勝った日本は来年2月に行われるファイナルズ予選への進出が決定した。この戦いは従来通りのホーム&アウェー形式。そこで勝てば18ヵ国で争われる11月のファイナルズに進み、負ければ9月に翌年のファイナル予選出場をかけてアジア/オセアニアゾーンの決勝を戦うことになる。

(編集部◎牧野 正 写真◎牛島寿人)

※トップ写真は、勝利を決めたマクラクラン勉(左)と内山靖崇を抱き寄せる岩渕聡監督

※文中の世界ランクは9月10日付

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