9月19日(水)、千葉県新松戸市のTEPPEN GYMにて『RIZIN.13』(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する那須川天心の公開練習が行われた。

この日は3分間のミット打ちを披露。6月に行ったロッタン・ジットムアンノン(タイ)との試合で苦戦した要因を分析し、堀口恭司戦へ向けてコンディション調整、イメージトレーニング、そして秘策と準備に余念がない。「ここからひとつの新しい物語生まれてくると思うので」と話す世紀の決戦までカウントダウンが始まった。

画像1: 【公開練習】
『RIZIN.13』那須川天心が公開練習!!
画像2: 【公開練習】
『RIZIN.13』那須川天心が公開練習!!

以下、質疑応答

——調整は順調ですか?
那須川 父親と一緒に良い追い込みができています。前回(6月の)ロッタン戦の時に追い込みすぎて当日まで疲れがなかなか取れなかった経験をしているので、今回は追い込むのもそうですけど、キレだったり、スピードだったりを重視してやっています。

——堀口戦のポイントは?
那須川 やはりスピードがありますし、堀口選手は僕の距離より遠い距離にいるので、相手の嫌なことをたくさんやって、自分の攻撃を一方的にやっていこうかなと思います。

——特に今回、強化したところは?
那須川 特別にこれというのはないですが、今回の試合に臨む期間で相当レベルアップしていると感じまていますね。普段の生活、食生活、色々と勉強しているところなので、そういう部分でも活きていると思います。

——改めて堀口恭司という相手、どのような印象ですか?
那須川 距離だったり、フェイントだったり、相手を騙すことが得意な選手なのでそこはしっかり気をつけて。あとは、いつも通り戦っていくだけかなと。みんな距離に騙されているので。ひとつひとつのパンチだったり、蹴りだったりを分析していくとそこまで恐くないかなと。カードが決まる前はすごい強い選手だなと。ヤバイな、誰が勝つんだろうと思っていましたが、改めて見てみると強い選手ですけど穴はたくさんあるなって分かったので。

——3年前のスパーリングでの印象は?
那須川 スパーリングというよりも、マスといいますか、技を試すといった感じで僕も本気でやっていなかったですし。やはり距離は遠かったなと。誘い方が上手かった印象があったかなと。急にパンチが入ってきたのはビックリしましたけどね。

——堀口選手の5月(RIZIN.10)のイアン・マッコール戦のような一発で仕留めた距離っていうのは危ないと思いますか?
那須川 いや、あの距離に入っても大丈夫ですね。相手を騙しながら入っていけば平気かなと。距離に入っているようで入っていなかったり、入っていないようで入っていたりとか。攪乱させるテクニックはあるので。マッコール選手は前に、前にと詰めなきゃいけない、詰めなきゃいけないっていうのがすごく強かったと思うんですよね。(距離を)詰めたからなんなのっていう感じで、その詰めるまでのプロセスが大事なので、しっかり練習でやってきました。

——食事に気をつけているのは持久系?それとも肉体強化?
那須川 両方ですね。今まで考えてこなかったので前回のロッタン戦ですごく疲れてしまって。練習の時もめちゃめちゃ追い込むんですけど回復しなくて。それで色々と試して、筋力アップもそうですけど、バランス良く食べたりとか、時間帯や間食とかを注意してやっているんですけど体重が減ってしまって。

——今まで嫌いだった物を摂り入れたりとか?
那須川 嫌いな物とかはないんですけど、今まで一切(食について)考えてこなかったので。食べて寝て練習したら若いからすぐに回復するんだろうなって思っていたんですけど。

——それは自分で勉強して?
那須川 色々な人に聞いたりとか、自分で試してみたりとかですね。

——今回、体重が58.0kgですが普段の体重は?
那須川 いまは61kgとかですかね。全然55kgぐらいまでいけますね。まあ、でも体重どうこうの問題ではないので。強い選手がいるからやるっていう感じですよね。みんなが求めているからやるっていう感じだけですよね。

——先日のRISEのリング上では、キックボクシングを代表してという気持ちというのは、どのような気持ちですか?
那須川 いま一番、旬というか盛り上がっているカードで。昔の魔裟斗さん、山本“KID”徳郁さん以上のインパクトを残したいっていう気持ちがありますし。僕はキックボクシングの選ばれた者としてリングに上がろうと思っています。色々な団体の強い選手がいますけど、そういうの関係なく。自分がキックボクシングという競技の代表として自分の戦場のRISEだったり、KNOCKOUTだったり、そういう団体のキックボクサー、キックボクシングという一種のチームとして、そこの代表として戦えればいいなと思っています。

——堀口選手も(MMAの)代表として戦うと言っていましたが意識はしていますか?
那須川 この試合をすると決まった時にそういう感じ(キックボクシングvsMMA)になると思っていたので、やはり僕はキックを広めたいと昔から思って、この世界に入ったので。すごくリスクのある試合ですけど、例えば負けたとしたらキックボクシングはダメじゃんと思われてしまう。なのでガッカリさせないようにしないと。

——その山本“KID”徳郁さんについて改めて今の気持ちは?
那須川 本当にショックですよね.....。堀口さんとは師弟関係だと思いますけと、自分もKIDさんに見てほしかったなっていう思いはあります。昔のキッドさん、魔裟斗さんのような形の試合を新しい世代がやるわけですから。フレンドリーに話しをしてくれますし、格闘技を盛り上げてよって言われた時は嬉しかったですし、残念ですね…。

——印象に残っているKIDさんとのやりとりは?
那須川 格闘技を盛り上げてよって言われた時に、色々な人からも言われますが、(KIDさんに言われると)言葉の重みが全然違いましたよね。

画像3: 【公開練習】
『RIZIN.13』那須川天心が公開練習!!

——それは控え室?
那須川 控え室じゃなくてプライベートで、ですね。

——山本“KID”徳郁対魔裟斗の試合は生で観られた?
那須川 いえ。僕は幼稚園だったので。インターネットとかで観ましたね。

——ちなみに「盛り上げてよ」と言われたのは、いつ頃ですか?
那須川 1年くらい前ですね。最近、自転車を買ったんですけど。そのお店を紹介してくれたのがKIDさんで、そこから繋がっていって、たまたま洋服屋さんでKIDさんに会って、そこで色々と話をさせてもらいました。

——前にクレージービーで堀口さんとやった時のイメージとは違う?
那須川 堀口さんもそう思っていないと思いますし、3年が経っていますからね。色々な経験をしてますので。あの時は高校生でチャンピオンになって間もないのかな…。あの時のマスはかなり良い経験になっているので、あれを思い出しながら、あれ以上を想像して、かなりやっていますけどね。

——アウェイだけど一度(堀口さんを)見ておきたかった?
那須川 おもいきりやったわけではないので、色々と試しながら手を合わせる感じでした。

——勝負のポイントは何ラウンドだと?
那須川 僕はラウンドというかファーストコンタクトですね。それで決まるんじゃないかなって。そこでKOはないですけど、攻め方とか、自分も色々と用意しているものがあるので、そういうのを探り探り出して試そうかなと。そこでの反応ですよね。お互い対応力はすごくあると思うので。

——ルールについては、どう聞いていますか?
那須川 普通のキックボクシングルールかなと思いながら、それよりも倒す練習をしっかりとやっているだけですね。

——ラウンドの時間は気にならないですか?
那須川 まあ、特に気にしていなかったですね。3分5Rをずっとやってきていたので、それが3分3Rになろうが、15分になろうがやってやりますよ。

——シンガポールに行かれていましたが成果は?
那須川 当初は堀口さんとやるはずではなかったので、元々シンガポールでやる予定だったんですけど、堀口さんとやるならシンガポールじゃないなと切り上げてきたんですけど。

——それはどうして?
那須川 似たような選手もいないし、色々なトレーナーからアドバイスは貰いましたけどね。それなら日本でできるなって。1週間で戻ってきましたね。

——例えば空手の選手ともやってきたんですか?
那須川 はい。やりましたね。

——何かヒントは得られましたか?
那須川 現役のチャンピオンだったりとか紹介してもらった人で、これが実に早くて。堀口さんより早いですね。(堀口さんのように)バーンって(強く)あててくるタイプじゃなくて、スピード、スピードであててくるので、すごいいい練習ですよね。入り方のパターンだったり、気を抜いたらヤバイなっていう。それを知っておくのと、知らないのでは違うと思うので。

——二瓶空手についてはどう思いますか?堀口選手は連打があると思いますが?
那須川 連打についてはキックボクサーでもどんどん打ってくるので、入り方は伝統派だけども打ち合いの間合いはキックボクサーといメージしていますね。想像力はすごくあるので。

——先日、矢沢永吉さんのLIVEに?
那須川 はい、行きましたね。パワーを貰いましたよね。やっぱROCKだなって思いました。すごいですよね。ひとりで東京ドームを埋めちゃうんですもんね。煽り方もすごいですし、みんな矢沢さんになりきっているんですよ。だから、そういうブームを起こしたいですし。しかも会場に行って、めちゃめちゃ声をかけられて、「永ちゃんの曲使ってるよね」っておじさんたちに声をかけられて嬉しかったですね。「いいね〜」みたいに(笑)。

——試合の時もタオルを振ってほしいですよね。
那須川 そうですね、振ってほしいですね。なかなか難しいとは思いますけど。最近、みんなスマホばっかり撮っていますからね。

——今回、チケットが好調に売れていますけど東京ドームを埋めているのを見ると…
那須川 違いますね。でも今回は想像がつかないですよね。ただ最近は、慣れるとさいたまスーパーアリーナも小さいなって思っていて、最初の大晦日のさいたまスーパーアリーナは「ヤベー」って感じだったけど今は慣れちゃいましたね。人(の慣れ)って恐いですよね。あれ(さいたまスーパーアリーナ)より大きなところを狙っていきたいですよね。これ以上のカードがあるのかって分からないですけど。ここから生まれるものは相当、大きいと思うので。みなさんこのカードでRIZIN終わるって言っている人が多いですけど、それはないと思うんですよね。ここからひとつの新しい物語とか、そういうのが生まれてくると思うので。ここからですね。

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