早くも今週末に新シーズンが開幕となるPGAツアー。超・飛ばし屋がツアーに参戦したり、スケジュールが大幅に変更になるなど、新しいシーズンも見どころ満載だ。そこで、注目しておきたいポイントをツアー通算9勝の佐藤信人がピックアップ!

PGAツアーの新シーズン(18-19シーズン)が早くも開幕します。セーフウェイオープンからツアーチャンピオンシップまで46試合が予定されています。

新シーズンはいろいろと大きく変わります。スケジュール的には全米プロやプレーヤーズ選手権など数試合が例年と違う週へ移動し、フェデックスカッププレーオフは4試合から3試合に。1カ月早く8月末にはシーズンが終了しますが、ボーナスが大きく引き上げられ、最終戦のツアーチャンピオンシップはハンデ戦のような斬新なフォーマットを採用するので、また新しい違った盛り上がりを見せることでしょう。

また新年1月1日からルールが大きく変わるため、トーナメント中に多少の混乱が起きるかもしれません。それも含めていろいろと興味深いシーズンになりそうです。

新シーズンの注目ポイント【その1】タイガー時代は再び来るのか

昨年末のヒーロー・ワールドチャレンジ出場前のワールドランキングは1199位。そこから10カ月で13位へと驚異的なジャンプアップを果たしました。

画像: ツアー選手権で5年ぶりの優勝を果たし、キャリア通算80勝となったタイガー・ウッズ(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

ツアー選手権で5年ぶりの優勝を果たし、キャリア通算80勝となったタイガー・ウッズ(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

スタッツを見てもドライビングディスタンスは303.4ヤードで34位とトップクラス。ストロークゲインド(SG)・アプローチ・ザ・グリーン(編注:グリーンを狙うショットのスコアへの貢献度)では6度目の1位を獲り、以前イップスかと言われたグリーン周りのアプローチは今ではまったくその気配すら感じられず、SG・アラウンド・ザ・グリーン(編注:グリーン周りのアプローチのスコアへの貢献度)11位と、数字でも完全復活を証明しています。

最終戦のツアーチャンピオンシップを勝ったことで今季はサム・スニードの82勝の記録を塗り替える可能性が現実味を帯びてきました。

メジャーは得意のオーガスタに加え、全米プロは2002年の全米オープンで優勝したベスページが舞台、全米オープンは2000年に2位に15打差をつけてメジャー史上最大差で優勝したペブルビーチが舞台と良い思い出のあるコースが続きます。ジャック・ニクラウスのメジャー18勝の記録にどれだけ近づくのか注目です。

新シーズンの注目ポイント【その2】松山英樹の再上昇

昨シーズンは更なる飛躍のために序盤はかなり大掛かりなスウィング修正に着手したように見受けられました。3月のパーマー招待のときにはテークバックをシャットに上げるイメージを持っていると本人から聞きましたが、なかなか思うような結果が出ず、その後怪我にも泣かされ苦しいシーズンだったと思います。

画像: 5年連続出場を果たしたプレーオフ最終戦で4位タイの成績を残し、底力を見せた松山(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

5年連続出場を果たしたプレーオフ最終戦で4位タイの成績を残し、底力を見せた松山(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

しかしプレーオフでは底力を見せ、5年連続でツアーチャンピオンシップまで辿り着きました。苦しいひと山を越えて新しいシーズンに素晴らしい形で入ります。まずはCIMBクラシックからWGC-HSBCチャンピオンズまでの3連戦のどこかで勝って、新年はまたマウイ島(編注:前年の優勝者のみが出場できる『セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ』の舞台)からスタートしたい気持ちでしょう。今季はどういうスケジュールを組むのかも楽しみなところです。

新シーズンの注目ポイント【その3】ワールドランキング1位を巡る争い

昨季はダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トーマス、ジャスティン・ローズと3人の選手がワールドランキング1位の座に就きました。今季は5人くらいが1位の座に就くのではと予想します。現在の1位はジョンソンですが、2位以下のローズ、ケプカ、トーマスまでは比較的差が少なく、秋にそれぞれ何試合か出場するので目まぐるしく入れ替わる可能性があります。

また現在5位のマキロイは少し離れてはいますが、秋はヨーロピアンツアーがありますし、新年最初のマウイ島でのセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズに初めて出場を表明しており、ライダーカップでさらに勢いづいているマキロイがあっという間にまた1位の座に返り咲いてもまったく不思議ではありません。

画像: ライダーカップ勝利で勢いづくロリー・マキロイも世界ランク1位の射程圏内にいる(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

ライダーカップ勝利で勢いづくロリー・マキロイも世界ランク1位の射程圏内にいる(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

新シーズンの注目ポイント【その4】平均343.1ヤード飛ばす新メンバー

今季はルーキーが21人。Web.comツアー(編注:PGAツアーの下部ツアー。その成績上位者と、PGAツアーの成績下位者で毎年入れ替え戦が行われる)を卒業してきた初々しいメンバーが加わります。昨季のWeb.comツアーの平均ドライビングディスタンスはなんと304.9ヤード。その中でも断トツの1位だったのが平均343.1ヤードを記録したキャメロン・チャンプ。

画像: 平均飛距離343.1ヤードを誇るルーキー飛ばし屋、キャメロン・チャンプ(写真は2017年の全米オープン 撮影/岡沢裕行)

平均飛距離343.1ヤードを誇るルーキー飛ばし屋、キャメロン・チャンプ(写真は2017年の全米オープン 撮影/岡沢裕行)

昨年の全米オープンでは、当時まだテキサスA&M大学の学生だったチャンプがその週のディスタンス1位になり注目を集めました。その後プロ転向し、Qスクール(予選会)を経てWeb.comツアーのメンバーになり、7月にユタで1勝を挙げ、賞金ランク6位で卒業しました。

彼の飛びはダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイの一段上を行く飛びだと言われてますので、今季PGAツアーでもどれだけ暴れてくれるのか楽しみです。

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