PGAツアーの賞金ランクに、非常に強い相関を見せているスタッツ(部門別成績)がある。それが、パー5の平均スコア。パー5を制するものはゴルフを制するならば、我らアマチュアゴルファーはパー5をどう攻略すればいいのか。データ分析の専門家が考えた。

ダスティン・ジョンソン、トミー・フリートウッド、トニー・フィナウ、ブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマス、ブライソン・デシャンボー、ロリー・マキロイ、ビリー・ホーシェル、ゲイリー・ウッドランド、ジャスティン・ローズ。

彼らは、PGAツアーの2017-2018シーズンで、「パー5での平均スコア」トップ11に名を連ねる男たちである。そしてこの中の実に6人が賞金ランキングトップ10に入っており、トップ15までに広げると9人が入る。それだけ、パー5での平均スコアは賞金ランクと非常に高い相関ぶりを見せている。

超一流たちのデータを分析すると、パー4、パー3では1年間でならすと結局ほぼイーブンパー、むしろPGAの平均はオーバーパーである。これは何を意味するのかというと、計画的にバーディを取れるのはパー5しかないということだ。パー5をいかに攻略しバーディを必然的にとれるようにするか?それがゴルフでいかに良いスコアを出すかにもっとも影響してくるのだ。

画像: 世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(左上)の1位を筆頭に、ケプカ(右上)は3位タイ、マキロイ(左下)は6位タイ、ローズ(右下)は11位タイと、パー5平均スコアのトップには世界の名手がズラリ

世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(左上)の1位を筆頭に、ケプカ(右上)は3位タイ、マキロイ(左下)は6位タイ、ローズ(右下)は11位タイと、パー5平均スコアのトップには世界の名手がズラリ

では、いかにしてパー5を攻略するかをまとめてみる。近代ゴルフの超一流プレーヤーは基本的にすべてのパー5を2打で乗せられる飛距離を兼ね備えている。そして、2オン、もしくは2オン逃しの寄せからのバーディというのが、彼らの典型だ。

ただ、このパターンはアマチュアには参考にならない。とはいえ、アマチュアにとってもパー5でいかにスコアを良くするかというのは、ゴルフの中でもっとも重要だ。

画像: トップ選手はパー5での2オン、もしくは2オン逃しの寄せワンバーディでスコアを作っている(写真は2018年全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

トップ選手はパー5での2オン、もしくは2オン逃しの寄せワンバーディでスコアを作っている(写真は2018年全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

パー5で重要なことは3点。一つは現実的なマネジメントをするということである。パー5が来たらまず、冷静に。これが第1ルールだ。そして2オンすることが現実的かを考える。この時大事なのが、2つのベストショットで届くという計算ではなく、2打目がせめてユーティリティで届く圏内にドライバーで持っていける距離なのか? を考えることだ。3番ウッドのフルショットで届く計算では大叩きの典型例にはまってしまいがちだ。

二つ目は3打目に残す距離を計算する。その距離は自分のもっとも得意とする距離であるべきだ。おすすめはギャップウェッジ(編注:アプローチウェッジとサンドウェッジの中間のロフトのウェッジ)、サンドウェッジで8〜9割程度の力で打てる距離だ。ライン、方向性を重視したショットがより良いだろう。ある程度練習すれば、イメージはよりでやすくなるはずだ。

三つめはパー5でのセカンドショットである。このショットは比較的正確になお、ある程度の距離も求められる。そのショットができる1つの武器を持っておくべきだろう。5番アイアン以上であるべきだ。ウッド、もしくはユーティリティで比較的好きなクラブを選び練習し、自信をつけていく必要がある。

3番ウッドは難しいので、それ以下のクラブが良いだろう。7番ウッドや20~24度のユーティリティーなどが個人的にはおすすめだ。

まとめると、パー5の攻略はどのホールよりも冷静になってマネジメントを考えること。そして、得意な距離のウェッジショットを磨くこと、そしてパー5の2打目用のロングショットの練習を徹底してやること、の3点だ。これらのショットは他のホールでも必ず威力を発揮するので、ぜひ試してもらいたい。パー5はゴルフの醍醐味、自分なりの戦略をもって毎回挑んでいくとゴルフもより楽しくなるのではないだろうか。

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