幾多の名車・ヴィンテージが生まれた昭和と
技術革新でオートバイが急速に進化を遂げた平成。
しかし、もうすぐ新元号。新しい時代に突入する前に
歴史に残る名車烈伝をお送りします。
いつまでも忘れない、今でも乗りたい珠玉の名車たち。

あまりの人気に再版されたレアケース

昭和44年のナナハン登場以来、4気筒エンジンへの憧れが、確かに身近になった。けれど、後に免許改正によって、中型二輪免許枠が新設。ナナハンに乗るためには、合格率1%といわれ、「東大入試よりも難しい」という難関の限定解除試験をパスしなければならなくなった。

そんな中で中型免許の少年にも4気筒への夢を見せてくれたのが、昭和47年発売のCB350フォア。このサンゴーフォアは、49年発売のCB400Fを経て生産を終了。再び400㏄に4気筒をもたらしたのは、昭和54年発売のZ400FXだった。

画像: 完全新設計の空冷DOHC4バルブ4気筒エンジン。ホンダ4気筒400㏄は、以降もずっと55×42㎜のボアストローク値を使い続ける。

完全新設計の空冷DOHC4バルブ4気筒エンジン。ホンダ4気筒400㏄は、以降もずっと55×42㎜のボアストローク値を使い続ける。

FXは、4気筒欠乏症に陥っていたミドルクラスを活性化し、ヤマハはXJで、スズキはGSXで4気筒市場に参入。その真打がCBX400Fだった。

CBXは、4気筒のゴージャスさにスポーツ性を積み重ね、リッターあたり120馬力の高出力エンジンを搭載! 事実、その性能はライバルの完全に一枚上を行くもので、アッという間に400㏄クラスのベストセラーの座に君臨。400㏄モデルが、完全にスーパースポーツへ舵を切った、記念碑的な1台となるのである。

CBX登場で、さらに400㏄スポーツバイクウォーズは激化。カウルやアルミフレーム、水冷エンジンといった新機軸が市販車に投入される時代と、次々と登場するライバルをも呼び込む。

CBXも、一度は後継モデルCBR400Fにバトンを渡すが、あまりのラブコールに、ホンダは59年に再販売を決定。こんなオートバイ、後にも先にもCBXだけだ。

PHOTO:海保 研(フォトスペースRS)

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