お正月気分もさめやらぬ時期だが、映画「TAXi」の新作が公開される。しかも、あのプジョー407のスーパータクシーがスクリーンを縦横無尽に駆けめぐる!
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警官とタクシー運転手のコンビが強盗団を追う!

その第1作目が1988年に公開されてから、クルマ好き、コメディアクション映画好きらに支持されてシリーズ化された「TAXi」。これまでにフランス版映画が4本、米国リメイク、TVシリーズと製作が続いてきた中、新たなフランス版作品がこの新春、日本に上陸する。

画像1: 警官とタクシー運転手のコンビが強盗団を追う!

クルマ好きにとって映画「TAXi」シリーズが楽しいのは、何より実際に販売されているプジョー406や407の改造車が映画の中で活躍すること。つまり実際に自分たちが乗って走れるクルマが映画という魔法の中に現れることに起因する。それは例えるなら、子供の頃にテレビの「仮面ライダー」で、主人公が乗るスズキのオートバイをベースにした改造車サイクロン号に、自分も乗れるかもと憧れた感覚に近いかもしれない。

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これまで映画ではプジョー407以外に605、メルセデス・ベンツ、スバル・インプレッサWRC、三菱ランサーエボリューションなどが活躍してきた。今回の新作映画でメインに活躍するのは、これまで同様プジョー407(もはや旧型だ)と、カーチェイスを繰り広げるライバルにフエラーリ458、ランボルギーニ・アヴェンタドールといったスーパーカー。それらがロケ地のマルセイユ市街地を猛スピードで駆け抜けて行く、これぞカーアクション映画というゴージャス感が満点だ。

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個人的な見解もあろうが、やはりプジョーというと二世代前の306シリーズあたりが、一番プジョーらしい走りとデザインだったような気がする。現行発売されている208や308、508などの全体的に丸味を帯びたデザインは、どこかファミリーカー的でプジョー独特の走りを想起させてはくれない。やはり独特のサスペンションによる“猫足”と呼ばれた乗り味や、イタリアのカロッツェリア・ピニンファリーナによるスタイリングが、プジョーとしての存在感を立脚していたように思われるのだ。

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もちろんクルマのスタイリングなどは、それこそ映画と同じで個人の好みがあるのだから、どれが正解というものではないのだが…。それでもプジョーと聞くとずっとクルマ好きの人たちならば、あの独特のカーブを持ったサイドカットのデザインを思い出す人も多いのではないだろうか。

画像5: 警官とタクシー運転手のコンビが強盗団を追う!

さて、新作「TAXi」映画となれば現行の308や508シリーズが使用されるのかと思いきや、これまで活躍していた407を使用。そこには前述したようなプジョーという存在感を持ったクルマへのこだわりもあったような気がする。

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今回の新作では前作までの登場人物とはメンバーも一新(レギュラーメンバーの名物署長などは役どころを変更して登場)。物語は、パリのスピード狂警察官・マロが問題を起こしマルセイユへと左遷されたことから展開していく。左遷された先ではスーパーカーを駆る宝石強盗団が大暴れ。マルセイユ警察車ではまるで歯が立たない現状があった。

画像7: 警官とタクシー運転手のコンビが強盗団を追う!

マロは伝説の改造プジョーのタクシー運転手・ダニエルが運転していたプジョー407を手に入れ、ダニエルの甥のタクシー運転手・エディとコンビを組んで強盗団に立ち向かうことに。そんな折り世界最大のダイヤモンド“カシオペア”がマルセイユに到着するという情報が。宝石強奪計画を阻止するためマロとエディは宝石強盗団のボス・トニードッグらとのカーチェイスに…。

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「TAXi」シリーズには快活なカーアクションとしての楽しさが軽やかに詰まっており、派手なクラッシュシーンにも悲惨さを感じることが少ない。それはまるでイタリアやフランスの明るい太陽のようで、クルマを単なる移動手段としての道具としか考えていないならば出てこない雰囲気や感覚。もしかしたら、そこにはクルマが大人の遊び道具として人生を楽しむ要素のひとつという精神があるからなのではないだろうか。(文:永田よしのり)

1月18日公開
上映時間:103分
監督:フランク・ガスタンビド
出演:フランク・ガスタンビド、マリク・ベンタルハほか
配給:アスミック・エース

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