セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズの最終日に11アンダーと大爆発して逆転優勝したザンダー・シャウフェレ。そのシャフフェレのスウィングを統計学的データ分析の専門家、ゴウ・タナカが分析してみたら、アマチュアが参考にできる部分が見つかった!?

シャフトの動きがシンプルになる

国内ツアー「ダンロップフェニックス」にも出場するなど、日本でも知名度があるシャウフェレ。25歳という若さで世界ランキングも現在6位と超一流になることが期待されるザンダー・シャウフェレのスウィングを分析してみることにする。

まず特徴的なのはシャウフェレのアドレスだ。アドレス時のボールとの距離がやや遠い。その理由はしっかりと伸ばされた右腕にある。多くのプロゴルファーは左腕はしっかりと伸ばし、右ひじに余裕をもたせているが、シャウフェレは右腕もしっかり伸ばしているのがまず特徴と言えるだろう。

そしてバックスウィングでは、そのアドレスをしっかりと活かして、左腕、右腕を伸ばしたまま完全に固定し、コックを使わずにバックスウィングを行い、シャフトを無駄に動かさずに非常にシンプルにスウィングをしている。

画像: 両腕をしっかり伸ばしたアドレスをとり、両腕を固定したままバックスウィングしているのがよくわかる(写真は2017年のダンロップフェニックス 撮影/大澤進二)

両腕をしっかり伸ばしたアドレスをとり、両腕を固定したままバックスウィングしているのがよくわかる(写真は2017年のダンロップフェニックス 撮影/大澤進二)

このシャウフェレ流のアドレス、バックスウィングは、余計な動きがどうしても多く出てしまうアマチュアに参考になるだろう。アドレス、バックスウィングを変えるのは、スウィング中のより動的な瞬間を変えるよりも楽なので導入しやすいはずだ。

このようにアドレス、バックスウィングを行うと、ゴルフスウィングにおいて一番重要なシャフトの動きがシンプルになるので、ショットが安定する効果をかなり期待できる。シャウフェレ流のバックスウィングをするプレーヤーには、有名どころではゴルフの科学者ブライソン・デシャンボー、トミー・フリートフッド、セルヒオ・ガルシアなどがあげられる。

そしてやはり切り返しからインパクトにかけてもシャウフェレは超一流に共通してみられる条件を満たしている。飛ばしのポイントである下半身始動の切り返し、コンパクトなトップポジションからややループをさせてオンプレーンにしっかりと乗せ、インサイドからインパクトできている。

画像: 下半身始動の切り返し(左)、オンプレーンでインサイドから入るインパクト(右)と超一流の条件を満たしている(写真は2018年のWGCブリヂストンインビテーショナル 撮影/姉崎正)

下半身始動の切り返し(左)、オンプレーンでインサイドから入るインパクト(右)と超一流の条件を満たしている(写真は2018年のWGCブリヂストンインビテーショナル 撮影/姉崎正)

身体のサイズの割に飛距離も兼ね備えたシャウフェレだが、シャフトの走らせ方の効率はとくにいいほうではなく、ダウンスウィングでのタメも、フォローでのタタみもゆるやかな部類で、飛距離よりも安定感が期待されるスウィングのベースの持ち主と言える。

やはりシャウフェレのスウィングでアマチュアが参考にできるのは、両腕をロックしたパターをするときのような、シンプルなバックスウィングだろう。バックスウィングを変えることによって、トップ、ダウンスウィングがよりシンプルになることは十分に期待できるし、アプローチにもより安定する効果が期待できる。

シャウフェレ流アドレス、バックスウィングを試してみてはいかがだろうか。

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