今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の男女シングルスのドロー抽選が行われ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とロジャー・フェデラー(スイス)はドローのトップハーフとボトムハーフに分かれた。

 この結果、彼らが同大会における7度目のタイトルをかけ、決勝で対決する展望が開けることになった。

 第1シードのジョコビッチと大会2連覇中のフェデラーは、1961年から67年に6度シングルスのタイトルを獲ったロイ・エマーソン(オーストラリア)とタイの記録を引っ提げ、このシーズン最初のグランドスラム大会に臨むことになる。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、すでに7度シングルスのタイトルを獲っており、産休のため昨年の同大会をスキップしたあとの今年、もうひとつのタイトルを追加し得る有力候補とみられている。

 第16シードのセレナは木曜日のドロー抽選で、世界ランク1位で昨年の準優勝者であるシモナ・ハレプ(ルーマニア)と同じブロックに割り当てられた。ふたりは4回戦で対戦する可能性がある。

 ジョコビッチはドローの一番上で大会を始め、初戦で予選勝者のミッチェル・クルーガー(アメリカ)と対戦することになる。

 しかし状況はかなり迅速に、ずっとタフなものとなりかねない。というのも彼は、2008年のメルボルンで自分を倒した男で、今回はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と2回戦で当たる可能性があるのだ。また同じブロックには、新進気鋭のデニス・シャポバロフ(カナダ)もいる。

 さらにシーズンをブリスベン優勝で始めた第8シードの錦織圭(日清食品)とは準々決勝で対戦する可能性があり、もしランキング通りに勝ち進めば第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が準決勝の相手として浮かび上がってくる。

 この地で復活のキャリアを始め、ここ2年連続で優勝を遂げたフェデラーは、故障による休止から戻ってくる第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)とともにドローの下半分にいる。

 21度目のグランドスラム制覇とシングルスでキャリア100勝目となるタイトルを目指すフェデラーは、デニス・イストミン(ウズベキスタン)に対する試合で大会を始めることになった。前年の準優勝者で第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)も、同じクォーター(ドローの4分の1)にいる。2018年決勝の再現が、数ラウンド早めに実現する可能性があるのだ。

「僕は本当に近くまで迫っている。トライしてみるよ」とフェデラーはコメントした。

「もしオーストラリアン・オープンで100勝目となるタイトルを獲れるというなら、もちろん頂戴するよ。喜んで受け取る。そして僕は全力を尽くし、持てるすべてを捧げるだろう」

 しかし彼は、トロフィを手に大会のドロー抽選に出席したあと練習に向かう前に、「ドローがどんなものだか知った瞬間、それは焦点を1回戦に移行させるべきときなんだ。ただ、1回戦だけに」と指摘することを忘れなかった。

 チリッチは、同大会で5度準優勝しているアンディ・マレー(イギリス)と同じブロックに割り当てられた。

 マレーは非常に長かった腰の故障から復帰しようとしているところで、1回戦で第22シードで現在好調のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦することになった。マレーは、メルボルンパークでのジョコビッチとの略式の練習試合でわずか2ゲームしか取れず、18ヵ月もの間ツアーから離れたあと、まだ完全に体調を取り戻していない兆候を見せていた。

 先週のブリスベン国際でシーズンを始めたマレーは、そこでジェームズ・ダックワース(オーストラリア)に対する1回戦に勝ったが、2回戦でダニール・メドベデフ(ロシア)にストレートで敗れている。彼はその際にもポイント間で足を引きずり、いまだ厄介な右腰の問題と付き合っていることを認めていた。

 非常に興味をそそる1回戦のひとつに、2016年ウィンブルドン準優勝のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と移り気なニック・キリオス(オーストラリア)の試合がある。キリオスはランキングを13位から50位台まで落としたため今回ノーシードだが、彼にはツアーレベルの大会でフェデラー、ナダル、ジョコビッチを倒した実績がある。

 セレナは1回戦でタチアナ・マリア(ドイツ)と対戦し、2回戦でユージェニー・ブシャール(カナダ)かペン・シューアイ(中国)に当たる可能性がある。

 世界ランク通りに第1シードとなったハレプは、1回戦で昨年のUSオープンの同じラウンドで自分を倒したカイア・カネピ(エストニア)と対戦するドローを引き当て、さらに3回戦ではノーシードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦する可能性がある。

 ハレプに対する厳しい決勝の末に昨年のメルボルンで自己初のグランドスラム・タイトルを獲得したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は、第30シードのマリア・シャラポワ(ロシア)と同じブロックに位置する。彼女のいるクォーターの一番上には、第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)がいる。

「ここに初めて戻ってきてコートでボールを打ったとき、『うん、家に帰ってきたわ』と思った」と第3シードのウォズニアッキは、メルボルンパーク帰還について話した。

「ここのコートは私に適していると感じている。戻ってきた感慨は大きかった。そのすべての瞬間を、ただただ楽しんでいるわ」

 2016年にオーストラリアン・オープンとUSオープンで優勝し、昨年そこにウインブルドンのタイトルも加えた第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、ウォズニアッキと同じボトムハーフにおり、彼女と同じクォーターには2017年USオープン・チャンピオンのスローン・スティーブンス(アメリカ)の姿も見える。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマーガレット・コート・アリーナで行われたドロー抽選に参加したロジャー・フェデラー(スイス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 10: Roger Federer of Switzerland walks on stage with the Norman Brookes Challenge Cup during the Official Draw ahead of the 2019 Australian Open at Margaret Court Arena on January 10, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Scott Barbour/Getty Images)

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