2019年の新ルールで推奨されることとなった「レディゴルフ」。安全を間違いなく確保できる方法で違う順番でプレーすることが認められ、推奨されるというものだが、ルール施行からひと月以上が過ぎ、賛否両論が起きているという。どういうことか。

「レディゴルフの推奨により、プレー時間は短縮されて、個人的には非常にいいことだと思います。ただ、中にはレディゴルフを“急かされている”と感じる人もいます」というのは千葉県在住のあるシングルハンディの腕前を持つプレーヤー。

ゴルフにおいてスロープレーは同組のみならず後続のすべてのプレーヤーに影響を与えるため、プレーファストが推奨されるわけだが、ただでさえなるべく急いでプレーしようとしているのに、その上「レディゴルフ」と言われると、さすがに急かされてる気がして、ゆっくりプレーできないというわけだ。

画像: ラフで番手選びに悩む場面などは多い。そんなときの「お先にどうぞ」は急かされていると感じるかもしれない

ラフで番手選びに悩む場面などは多い。そんなときの「お先にどうぞ」は急かされていると感じるかもしれない

「たとえば、ややこしいライの場合、どの番手を使うか少しだけ時間を使って考えたいケースもあると思うんです。そういうときに同じ組の上手い人から“お先にどうぞ”と言われてしまうと、とくに初心者などは焦ってしまい、ロクに素振りもせずに打ち、かえって大ミスなんてことにもなりかねません。そうなると、かえって時間もかかってしまいますよね」(前出のシングルさん)

「お先にどうぞ」というとなんとなく親切な響きがあるが、状況によってはそれを「自分のペースでプレーさせてもらえない」と感じる人もいるということだ。とくに、自分より上手い人や年長者に言われると、「いや、いいです」とはたしかに言いにくいかもしれない。

「レディゴルフにおいて、自分から同伴者に『お先にどうぞ』はいうべきではないのかもしれませんね……」とそのシングルさん。「お先に行かせてもらいます」と自分から申し出るのはアリだが、人に強要するのは良くないというわけだ。うーん、たしかに一理ある。

レディゴルフには、「(通常の)プレーする順番のプレーヤーがプレーする準備ができていて、先にプレーしたいという意思を示している場合、他のプレーヤーは通常はそのプレーヤーがプレーをするまで待つべきである」という一文が添えられている。

プレーファストと密接に関係し、多分にマナー的側面の強い「レディゴルフ」。結局のところ、マナーは自分が守るべきもので、人に押し付けるものではないということかも。

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