上写真=山口とのPSMに左アウトサイドでフル出場した東
写真◎石倉利英

 2月11日に維新みらいふスタジアムで山口と広島のプレシーズンマッチが行なわれ、広島が1-0で勝利を収めた。左アウトサイドでフル出場したルーキーのU-19代表MF東俊希は、持ち味の多彩なキックなど攻撃力を発揮。スタメン定着に向け、シーズン開幕までのさらなるアピールを誓った。

■2019年2月11日 プレシーズンマッチ
 山口 0-1 広島
 得点者:(広)柴﨑晃誠

セットプレーのキッカーも

 広島ユースから今季トップチームに昇格した東は、昨年9月に同期のMF松本大弥とともに、ひと足早くプロ契約を締結。昨年のJ1第33節・名古屋戦でJリーグデビューも済ませている。昨年はU-20ワールドカップ出場を懸けたAFC・U-19選手権の準々決勝・インドネシア戦で、利き足の左足で鮮やかな先制ミドルシュートをたたき込み、勝利に貢献したことでも注目を集めた。

 この日の広島は今季ここまで採用している3バックの布陣で臨み、東は左アウトサイドで先発出場。チーム全体でボールへのプレッシャーの掛け方が安定しなかったこともあり、背後のスペースを突かれる場面もあったが、周囲とのパスワークでサイドを破るなど攻撃面では持ち味を見せた。CK、FKなどセットプレーのキッカーも任されるなど、プロ1年目ながら一定の評価を得ていることを感じさせている。

 試合後は「ユースでもやっていたポジションなので、ゲームメーク、チャンスメークなど、いつも通りにできたと思います」と振り返った。チーム始動後、タイと鹿児島でのキャンプ中の練習試合で計2得点を挙げており、「こういう場にも慣れてきたので、落ち着いてプレーできるようになってきました」と語る。「セットプレーも蹴らせてもらいましたが、アシストしないと意味がないと思っている。FKをGKに取られている場面が何度かあったので、早いボールなど工夫して蹴りたい」と次への課題も口にした。

 この日の広島は、日本代表DF佐々木翔、MF柏好文など、現時点での主力と目される選手はメンバー外。これらの選手は12日に非公開で行なわれる練習試合でプレーする見込みで、この日の山口戦と合わせての評価をベースに、19日のAFCチャンピオンズリーグ・プレーオフ、さらに23日のJ1開幕戦のメンバーが絞り込まれていくと思われる。

 そうした状況を踏まえて「まだAチームには入れていないと思っている」と語った東だが、「Jリーグのスタメン定着を、今年の目標にしています」ときっぱり。プロ1年目からの大暴れに向けて、「練習試合で点を取ったり、クロスでアシストしたり、自分の持ち味をどれだけアピールできるか。弱い部分も最低限できるようにしないと信頼はつかめないので、強みを出しながらも、守備をしっかりやりたい」と決意を新たにしていた。

取材◎石倉利英

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