プロの試合を観ていると、グリーン上ではグローブを外すのが当たり前……と思いきや、最近どうも“着けっぱなし”の人が増えているような? 当の女子プロたちに聞いてみた。

着けたままだと“鈍感”にパットできる

飛ばし屋として知られる松田鈴英は、グリーン上でグローブを外さない選手の一人。なぜグローブを着けたままなのか聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

「パットのときのグローブですか? 昨年から着けたままにしてます。もう、いいかな外さなくて、外しても外さなくても変わらないかなと。それなら外さない方が面倒じゃないですから」(松田)

画像: 順手で構えてクロウグリップでストロークする松田。グローブは着けたままだ(写真は2019年の中京テレビ・ブリヂストンレディス 撮影/岡沢裕行)

順手で構えてクロウグリップでストロークする松田。グローブは着けたままだ(写真は2019年の中京テレビ・ブリヂストンレディス 撮影/岡沢裕行)

実際に外しても外さなくても変わらないのか調べてみると、昨年に比べパーオン時平均パット数もラウンドあたりの平均パット数も数字の上では改善している。

パット数はショット系指標との兼ね合いがあるので一概にはいえないが、グローブ着けたままで多少いい効果があるようだ。

次に聞いたのは河本結。実は河本は、着けたままパットをすることもあれば、素手ですることもあるという“二刀流”プレーヤー。本人に聞いてみた。

画像: 河本は「着けたり・外したり」だが、基本的には“着けっぱなし”(写真は2019年のアクサレディス 撮影/岡沢裕行)

河本は「着けたり・外したり」だが、基本的には“着けっぱなし”(写真は2019年のアクサレディス 撮影/岡沢裕行)

「外すときと、したままとどちらもあるのですが……たとえばショートパットだけするとか。なんかフィーリングがあるんですよね。そのときによって変わるんです。とくに決まってないというか、決めてないんですよね」(河本)

というわけで、あくまでも“感覚”なんだとか。実はあるシニアプロは、朝、グローブを着用したら、ホールアウトするまで絶対に外さないという。手の感覚が変化するのを嫌うからだ。河本の場合、その真逆と言ったところか。

最後に、松田鈴英を教えるプロコーチ、黒宮幹仁にグローブを着ける・外すの是非を聞いた。

「手先の感覚を敏感にしたい人は外して、打感やクラブの動きなどを感じる手先の間隔を鈍感にしたい人はグローブを着けているんだと思います。グローブを外すと感覚がシビアになり、クラブの動きを感じ過ぎてしまうこともあるので、あえてグローブをしたまま打つのもありだと思います」(黒宮)

また、使用するパターによっても合う・合わないがあるという。

「グリップが硬めでピンタイプのパターを使う人は感覚を重視するタイプですし、慣性モーメントの大きい大型マレットで、太めで柔らかいグリップを使う人は、手先の感覚はなるべく鈍感にして肩や背中でストロークするようにする傾向がありますね」(黒宮)

パットに型なしというが、たまにはグローブを外して(あるいは着けて)パットしてみるのもいいかも。

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