雑誌のデジタル化やWebメディアの構築には特別な知識が必要、そう考える出版社は数多い。しかし、リボルバーが開発・提供するパブリッシングプラットフォーム「dino」なら、それらをスピーディ且つリーズナブルなコストで構築することが可能だ。ここでは人気雑誌のデジタル版『特選街web』、そして新メディア『かぽれ』にてdinoを採用している株式会社マキノ出版に、その理由と魅力を聞いた。

遅れたWeb進出。しかし……

1974年に創刊された中高年向けの健康雑誌「壮快」、1979年に創刊されたモノ情報誌「特選街」。くらしと健康に役立つ実用情報を提供する出版社として数々の雑誌を世に送り届けるマキノ出版だが、近年はWeb展開にも力を入れている。

なかでも雑誌「特選街」のWebメディアである『特選街web』は、充実したモノ情報で人気のメディアだ。しかし、その立ち上げ以前には出版社ならではの苦悩もあったとか。同社のウェブメディア部に所属する今村さん、山崎さん、石島さんの御三方にその経緯を伺った。

──『特選街web』を立ち上げるまでの経緯をお聞かせください。

今村さん
出版社として長年やってきてコンテンツは山ほどある。でもそれを自分たちではWebに展開できない、やり方もわからなければその知識もない……といった状態で。実は、それ以前にふるさと納税のサイトと健康情報サイトを展開していたことはあるのですが、サイトの構築や運用はまさに手探りで、コストや工数がかさみ、私も部員も疲弊していました。

どうしたものか……そんなとき知り合いから「知識はなくても簡単にWeb展開できるサービスがある」と教えていただきまして。それがリボルバーが開発・提供するクラウドCMS「dino」でした。

実際動き始めるときに、周りからは「外部のプロに任せたほうがいいのではないか」なんて声もありましたが、そんな声を押し切って自分たちでやってみようと踏み切ったことは、いまでは間違いではなかったと断言できます。

画像1: 2つのメディアを運営・マキノ出版が「dino」を選び続ける理由

今村 友信
2001年に株式会社マキノ出版に入社。健康雑誌「壮快」編集部、「安心」編集部で雑誌編集者として活躍。2016年にウェブメディア部を創設。ふるさと納税サイト「ふるさと納税ニッポン!」、健康情報サイト「ケンカツ!」をローンチ。モノ系メディア「特選街web」の編集長を務め、新メディア「かぽれ」の統括編集長も兼任。

──Webと紙媒体の違いとはなんでしょうか?

今村さん
Webに進出したばかりの頃とても驚いたことがありました。健康情報サイトをやっていたときに、ある記事にユーザーが、タイトルとは違う、思いがけない専門用語でサイトに多く訪れていたんです。実はこのワード、雑誌では極力避けていたんですね。雑誌の読者対象は中高年だから横文字や専門用語はやめておこうって。

しかし、Webはそのキーワードでどんどん流入してくるんです。なので「○○○○(専門用語)とは⁉︎」なんて記事を作ったりしてその用語を多く使うようにしてみたところ、月に20万人以上が訪れるようになりました。

今度はそれを雑誌でも使う。編集者が「分からないだろうな……」と思っていた専門用語が実は世間的には求められていた。これがリアルタイムで分かるのがWebなんですね。

画像: 特選街webでは過去の経験を生かした記事作りが行われている tokusengai.com

特選街webでは過去の経験を生かした記事作りが行われている

tokusengai.com

Webで得た情報を、紙のコンテンツにも落とし込む。ウェブメディア部と雑誌編集部で連携をとってのコンテンツ制作。「それが理想ですね。まだまだ課題は多いですが、これからですよ」と今村さんは謙遜するが、『特選街web』は約750万PV(2020年3月)を誇るメディアへと成長した。その成果は確実に出ていると言える。

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