バイクはデカけりゃいいってわけじゃあない。原付二種を愛する大人たちの熱い情熱をみやがれってんだ。
オートバイ2019年12月号別冊付録(第85巻 第18号)「FIVE EASY MONKEYS」(東本昌平先生作)より
©東本昌平先生・モーターマガジン社 / デジタル編集:楠雅彦@dino.network編集部

復活したモンキーを買った男

画像1: 復活したモンキーを買った男
画像2: 復活したモンキーを買った男

原付二種って知ってるかい?
簡単に言えば、50cc超125cc 未満の排気量のバイクのこと。いわゆる原チャリ(50cc までのバイク、主にスクータータイプな)と違って、交差点での二段階右折も必要ないし、法定最高速度も60km/h。高速道路にゃ乗れないが(乗ってはいけないが)、下道でトコトコ走る分には大型バイクとだって変わりなく楽しめる。

俺たち“仲良し”五人組はそんな原付二種を愛するバイク乗りの集まりだった。
俺が新しいモンキーを買ったことがきっかけでいつもの焼き鳥屋に集まった俺たちは、早速ツーリングの相談をし始めたのさ。高速にゃあ乗れないが下道で一泊旅行はオツなもんさ、あとはどこにいつ行くかだけ。酒の花は咲く一方だった。

画像3: 復活したモンキーを買った男

小さかろうが愛車は愛車、仲間たちは胸を張って俺を待っていた

そして約束の週末。
天気は良くないが、妻に見送られて俺はモンキーに跨った。ダァーッと走って待ち合わせの土手に急ぐと、そこには仲間たちが早くも愛車を並べて俺を待っていた。

その姿には小さなバイクのオーナーである引目なんてない、いかにも堂々と誇らしげな勇姿だった。俺はあいつらと共にバイクを走らせる幸せを感じながら、彼らを見上げたんだ。

画像1: 小さかろうが愛車は愛車、仲間たちは胸を張って俺を待っていた
画像2: 小さかろうが愛車は愛車、仲間たちは胸を張って俺を待っていた
画像3: 小さかろうが愛車は愛車、仲間たちは胸を張って俺を待っていた
画像: 原付二種で行こうぜ、俺たちのハッピーモーターサイクルライフ
〜『FIVE EASY MONKEYS』(東本昌平先生)より

楠 雅彦|Masahiko Kusunoki
湖のようにラグジュアリーなライフスタイル、風のように自由なワークスタイルに憧れるフリーランスライター。ここ数年の夢はマチュピチュで暮らすこと。

This article is a sponsored article by
''.