UFOや異星人の存在を隠蔽する秘密組織と、その構成員“黒ずくめの男たち(MEN IN BLACK)という都市伝説をコミカルに描いたSF映画が、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビ(若い黒人と中高年の白人)からクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソン(若い白人と若い黒人女性)の組み合わせに変えてリニューアル。
画像: 最高機密機関 編 映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』15秒予告 6月14日(金)公開 youtu.be

最高機密機関 編 映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』15秒予告 6月14日(金)公開

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画像: 大ヒットSFアクションシリーズ最新作!『メン・イン・ブラック:インターナショナル』10月23日Blu-ray&DVD発売 / 10月9日デジタル先行配信 youtu.be

大ヒットSFアクションシリーズ最新作!『メン・イン・ブラック:インターナショナル』10月23日Blu-ray&DVD発売 / 10月9日デジタル先行配信

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都市伝説をコミカルに描いた人気シリーズの新作

地球には驚くほどの数の宇宙人が移民や旅行者として暮らしているが、彼らに地球での生活よ秩序を守らせると同時に、一般市民には宇宙人の存在を隠匿する組織が存在する。
彼らはMEN IN BLACK(黒いスーツに身を包んだ男たち)と呼ばれ、目撃者の記憶を都度消しながら、秘密を守り続けている。

そんな都市伝説を基に、

  • 宇宙人は存在していて、既に地球上に数多く生活している
    • MEN IN BLACKは、彼らの秘密裏な共生をサポート
    • 人類への過度な干渉や、無軌道な行為をする宇宙人を排除
    • 地球への来訪を希望する宇宙人との折衝を担当
    • (地球人の)一般市民が宇宙人と接触した際は記憶を消去
  • 構成員はMIBの名前どおり黒づくめのスーツ着用
    • 宇宙人から得た多くのスーパーテクノロジーを保有
    • 構成員は基本スカウト制。一般社会とは隔絶されなければならない

などの設定を行い、映画化されたのが本作。
あくまでシリアスに陥らず、地球滅亡の危機にあってもコミカルかつ陽気なモードを保ちつづけるのが特徴だ。

主人公はウィル・スミスからクリス・ヘムズワースへと代替わりしたが、基本路線は踏襲し、さらにバディムービーとしてヘムズワースのパートナーには(アベンジャーズシリーズでも見慣れたパートナーである)女優テッサ・トンプソンを配して、現代らしいテイストに仕上げられている。

女性が活躍するのだからMEN IN BLACK=黒づくめの男たち という名称はどうなの?という発言シーンが幾度となくあるのは、ポリコレのあらわれ?と言えるかも

過去のIP(知的財産)のリブートブームの一環だが

深刻な状況でも暗さを一切出さずにポップな調子を失わないウィル・スミス特有のモードを、クリス・ヘムズワースはかなり巧みに承継しているし、テッサ・トンプソンもトミー・リー・ジョーンズが体現していた経験や知識に裏打ちされた思慮深さから、若い瞬発力と現代的な頭の回転の良さへと特質を変えながら、ヘムズワースをしっかり支える優れたパートナーとして存在感を発揮している。

最近のハリウッドでは、スターウォーズシリーズやゴジラシリーズ、ターミネーターシリーズなど、過去のIPを持ち出してリブートを狙う手法が目立つが、本作もその一つ。

新たなストーリーやキャラクターを生み出す労力やリスクより、かつて成功したモデルを再生する方が早い、という考え方なのだろうが、成功確率は必ずしも高いというわけでもない気がする。(スターウォーズは大成功しているように見えるが、スピンオフ=「ハン・ソロ」はコケたし、「ブレードランナー2049」も不振をきわめた)

そんな中、MIBのリブートにさらなる続編ができるかどうかは不明。とはいえ、物語の背景はきっちり継承しつつ、現代的な味付けには成功したように見える本作は、過去の作品を見たことがない世代にも受け入れられる要素と魅力は備えていると言っておこう。

画像: 『メン・イン・ブラック:インターナショナル』 
よりスタイリッシュに生まれ変わって

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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