『グレイテスト・ショーマン』『ボヘミアン・ラプソディ』など、近年音楽をメインの題材した映画の大ヒットが続いているが、その正統な系列と言えるのが本作『ロケットマン』。
グラミー賞を5回も受賞している伝説的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描く本作だが、主演を務めるタロン・エガートン(『キングスマン』シリーズでブレイクした若手俳優)の、口パクではない圧巻のパフォーマンスが見ものとなっている。

エルトン・ジョンとフレディ・マーキュリーの類似性

画像: 『ロケットマン』TVスポット<君の歌は奇跡篇> youtu.be

『ロケットマン』TVスポット<君の歌は奇跡篇>

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人並外れた音楽の才能、平凡な実名を嫌ってつけた芸名、イギリスからアメリカに進出、家族になじめず誰かに強く愛されることを欲してやまない孤独な魂、周囲からは理解されづらい同性愛。

本作『ロケットマン』のプロットは、驚くほど『ボヘミアン・ラプソディ』に似ている。
違うのは後者のフレディ・マーキュリーがエイズで他界しているのに対して、エルトン・ジョンはいまでも存命で同性婚での家族(夫と養子)を得ていることだが、それでも幸福な環境を手に入れるまでに、大金と名声を得ながらもドラッグやアルコールに溺れて身を滅ぼしかねない状況に堕ちていく様は瓜二つと言える。

ちなみに本作では、芸名であるエルトン・ジョンのエルトンはバンド仲間から、ジョンはビートルズのジョン・レノンから拝借したらしいという(僕にとってはかなり衝撃的な)事実?が明らかになっている。その点、フレディ・マーキュリーの由来には『ボヘミアン・ラプソディ』では触れられていなかったように記憶している。

主演のタロン・エガートンの歌のうまさに脱帽

主人公エルトン・ジョンを演じたのは『キングスマン』シリーズや、『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』で知られるタロン・エガートン。

彼は本作において、エルトンの絶妙な舞台パフォーマンスを再現しているが、歌声自体も吹き替えではなく彼自身が実際に歌っているとのこと。ミュージカル映画では俳優たちが自ら美声を披露することはよくあるが、実在のミュージシャンの役柄でそのパフォーマンスを実際に演じ切るとは、タロン・エガートンの歌のうまさに舌を巻かざるを得ない。

画像: 『ロケットマン』のエルトン・ジョン役 タロン・エガートンの歌声が凄すぎる

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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