こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。世界には、恐竜のオブジェや遊具がある恐竜公園がたくさんあります。それはもちろん、日本にもたくさんあります。今回は、日本最古の恐竜公園へ行ってきたのでそこでの事件簿をレポートしていきます。

連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くす。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ。- dino.network編集部

アニメの舞台になった恐竜公園

前々回 のコラムにて、スペインの恐竜公園にあるステゴサウルスのオブジェから死体が発見されたという事件をご紹介しました。

恐竜公園に不吉なイメージを持ってしまった人間もいるかもしれませんが、この事件はかなりのレアケースです。本来恐竜公園とは、明るく楽しく笑顔に溢れ、目の保養になる場所なのでご安心ください!

今回ご紹介したいのが、長野県にある茶臼山恐竜公園です。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』というアニメのスピンオフ作品『長門有希ちゃんの消失』の舞台にもなった公園です。

公園内にはたくさんの種類の恐竜模型があり、しかも日本で最初にできた恐竜公園とも言われているのです。

気になり過ぎますよね。というわけで、長野県の篠ノ井駅から行けるとのことなので早速行ってきました。

茶臼山恐竜公園への道のりは一苦労

茶臼山恐竜公園の電車最寄り駅は、JR篠ノ井線の『篠ノ井駅』。宿泊したホテルの最寄り『松本駅』から篠ノ井線で約55分でした。

途中『姥捨』という駅で止まります。姥捨と言えば、姥捨山の言い伝えを聞いたことがありますか?年老いて働けなくなった老人を山に遺棄する山だという昔話を。

画像1: 茶臼山恐竜公園への道のりは一苦労

オバケが襲ってくるのではないかと震えましたが特に駅のホームには人がいなく、大丈夫でした。そして篠ノ井駅に到着です。

ちなみに、うっかりSuicaで入場してしましたが篠ノ井駅はSuicaが使えません。行かれる方は切符を買うよう注意しましょう。

駅から茶臼山恐竜公園までは車で約10分とのことでしたが、タクシーが常に待機しててはくれません。バスが出ているそうなので、時刻表をチェックしてみると土日祝休日しか運行してなかったので、歩くことにしました。

画像2: 茶臼山恐竜公園への道のりは一苦労
画像: 暑い…

暑い…

茶臼山恐竜公園とはただそういう名前の公園なのかと思っていたのですが、その名の通り山でした。完全なる山登りです。駅から1時間ほど歩き登りますのでここは確実に車を用意しましょう。

さてさて!ついに到着です。

恐竜わっしょい!

茶臼山恐竜園・自然植物園は、1977年に『長野市制施行80周年記念事業』として、茶臼山地すべり跡地が整備・建設された場所です。

同年7月に茶臼山自然植物園が開園し、1980年7月には自然植物園内に茶臼山恐竜公園がオープンしました。

恐竜は可能な限り実在した恐竜に近い形状に作られ、周辺には太古の遺存植物の植栽や生態説明版などが設置され、楽しみながら学べる場となっているそうです。

公園内にはアスレチック施設は33点。ローラー滑り台は3基とかなり広々していて、時代ごとにいる恐竜もちゃんと分かれています。

画像1: 恐竜わっしょい!

まずはペルム紀から見ていきます。3体いて、おっと!あの有名なディメトロドンですね!恐竜時代より前の時代の単弓類です。

各オブジェにちゃんと解説が書かれているため、いろいろと学べます。ただ、作られたのは少し昔なので、最新の情報と併せながら学んでいくとより良いですね。

山を下るにつれて時代が新しくなっていきます。続く三畳紀にてついに恐竜登場!2体発見しました。

画像2: 恐竜わっしょい!

ジュラ紀エリアは11体。しっぽにかけて滑り台になっている竜脚類が増えはじめてきました。

白亜紀エリアは9体。どの恐竜も味わいのあるいい顔していますね。

画像3: 恐竜わっしょい!

プロトケラトプスを『プロトケラトサウルス』と書かれていたり、プテラノドンが『ティラノドン』と書かれていたりと、名前が違うように書かれている場合もありました。

昭和の時代では通じる呼び方かもしれませんが、今の令和の時代はプテラノドンで覚えておきましょう。

画像4: 恐竜わっしょい!

しかしワイヤーの力で宙に浮いている(飛んでいる)状態なのは素晴らしいですね。公園で浮いているプテラノドン(しかもかなり大きい)はかなりレアです。

画像5: 恐竜わっしょい!

イグアノドンはかなりド派手な色合いをしていました。恐竜公園ならではの自由な色合いが良いですね。見ていて楽しくなります。

この色は、2011年に行われた『茶臼山フェスティバル2011』の中の恐竜塗り替えコンテストにて優秀賞を獲った山田さんの作品だそうです。

自分が考えた色がオブジェになるのは嬉しいですね。また次回コンテストがあるとしたらぜひとも申し込みたいところです。

画像6: 恐竜わっしょい!

いかがだったでしょうか。どれもレトロな味があって数も多くて見ていて最高です。

アニメの聖地でもあるのでファンが多かったりするのかと思っていましたが、そもそも行った時間が昼間の平日のため人がそんなにいませんでした。ファミリーやハタチくらいの女性グループがたくさん撮影してるところを見かけ、男性より女性の割合が多いように感じました。

恐竜は映えますからね、人気です。一応動画を撮ったので映像でじっくり見たい方はどうぞ。

【恐竜公園】茶臼山には恐竜がたくさんいる事件簿【長門有希ちゃんの消失聖地】

画像: 【恐竜公園】茶臼山には恐竜がたくさんいる事件簿【長門有希ちゃんの消失聖地】 youtu.be

【恐竜公園】茶臼山には恐竜がたくさんいる事件簿【長門有希ちゃんの消失聖地】

youtu.be

ではまた次回!

画像: 長野県にある『茶臼山恐竜公園』は恐竜だらけだった!

生田晴香 | Haruka Ikuta
恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

Instagram

前回の「生田晴香、恐竜と生きる」はこちら

This article is a sponsored article by
''.