年間100本以上の映画を鑑賞する筆者が独自視点で今からでも・今だからこそ観るべき または観なくてもいい?映画作品を紹介。
2016年の第1作でマーゴット・ロビー扮するハーレイ・クインのクレイジーなキュートさが世界に衝撃与えたのも記憶に新しい、DCコミックスのスーパーヴィランたちを集めた特殊部隊“スーサイド・スクワッド”が、達成困難なミッションに挑戦させられる顛末を描くアクションコメディの続編『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党大集結』。ジェームス・ガン監督がメガホンを取ったことも話題に。

減刑目当てに決死のミッションに当たる犯罪者たち

バットマンを中心に、ヒーローたちを集結させて最強チームの結成を目指すのがジャスティス・リーグ。それに対して、バットマンらによって逮捕され実刑を食らったヴィランたちを集めて結成されたのがスーサイドスクワッドだ。

前者は元々正義感の塊だからいいが、後者は狡賢ですぐに脱走を試みる、無責任な連中だ。
だから首の後ろに爆薬を仕掛けて、逃げ出したり反抗したりすれば速攻で殺せるようにしてある。さらに、任務の成功すれば減刑するという人参を用意。
このアメとムチ作戦で、およそ達成困難と思われるミッションにヴィランたちを向かわせるというのが本作の基本ストーリーだ。

第1作で世界的人気を博した、マーゴット・ロビー演じる狂った美女ハーレイ・クインも引き続き登場する。さらに、シルベスター・スタローンがアテレコで出演を果たしていることでも話題となった。

ステレオタイプのイメージを捨てたハーレイ・クインに戸惑った?

本作は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの製作でも知られるジェームズ・ガン監督がメガホンをとり、さらにハーレイ・クインの再起用という切り札を用いて、コロナ禍の影響が収まり切らない2021年8月に公開された(米国 2021年8月5日、日本 同年8月13日)。全世界での興行収入は1億ドルを突破しているので、まずまずのヒットと言えるかもしれないが、少なくとも我々日本人からすると、さほど記憶に残らない、印象の薄い作品になってしまっている。

その原因は、そもそもコロナ騒ぎの渦中での公開のため、ということもあるだろうが、ハーレイ・クインという悪のヒロインをそもそもよく知らない日本人からすると、前作で描かれたハーレイのトンマナ(ツインテールでイカれたクラウン≒当時の恋人であるジョーカーの影響)から外れた、ハーレイの姿にあまり共感を持てなかったせいもあるかもしれない。

画像: 『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党大集結』勢揃いした悪役たちで、コロナ禍の不安を吹き飛ばせ?

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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