フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回はカルティエのフラッグシップでもあるサントスシリーズから、サントス ドゥ カルティエ クロノグラフをご紹介する。

Cartier
世界のトップジュエラーに君臨するブランドでありながら、時計史に刻んできた功績はとても大きく、現在の時計業界への影響力も非常に高いのがカルティエ。とくに1904年に発表された「サントス」は、“時計を腕に巻く”という腕時計の概念を普及し、懐中時計から腕時計への移行を後押ししたほど。ほかにも「タンク」「パシャ」などのロングセラーモデルをいくつもラインナップし、どのモデルも美しい造形のケースに高度な技術を誇るムーブメントが納められていることでも定評がある。近年も「バロン ブルー」「カリブル ドゥ カルティエ」などの新シリーズを続々とリリース。片時も目を離すことのできないメゾンである。

現代に合わせた最新サントス

時計メーカーにも引けを取らない高度な技術力と、魅せることを知り尽くした審美眼により数々の独創的な時計を生み出してきたカルティエ。

なかでもサントスシリーズは、カルティエ時計史の起源ということもあり、同社が力を入れているコレクションのひとつである。

サントスガルべ、サントス100、サントスオクタゴン(レディース)、サントスドゥモワゼル(レディース)など、これまでさまざまなモデルが展開されてきたが、2020年現行のサントスコレクションはふたつ。

ひとつは当連載Vol.36にて紹介した「サントス・デュモン」。そしてもうひとつが今回ご紹介する「サントス ドゥ カルティエ」である。

画像: サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ

サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ

サントス ドゥ カルティエは2018年に発表されたもので、他社製から自社製ムーブメントへと変更されたことでも話題になったモデルだ。

デザインこそオリジナルのサントスを踏襲しているがそこはカルティエ、現代に合わせた機能をしっかりと追加してきている。それがカルティエの特許技術「クイックスイッチ」というベルト交換を容易にしてくれるシステムだ。

腕時計のベルト交換は特殊な工具が必要となるため、よほどの時計好きでなければ時計店に持ち込むのが一般的だ。しかしカルティエのクイックスイッチシステムはそうした手間を一切排除。ベルト装着部のボタンを押すだけでワンタッチ交換が可能となっている。

美しいデザインはそのままに

さて、今回ご紹介するのはクロノグラフモデルなのだがノーマルモデル(写真右)と比べて何か気づくことはないだろうか。

画像: サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ www.moon-phase.jp

サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ

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画像: サントス ドゥ カルティエ LM www.moon-phase.jp

サントス ドゥ カルティエ LM

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そう、クロノグラフを搭載していても文字盤以外にほとんどが違いがないのだ。
一般的にクロノグラフ搭載モデルには、スタート・ストップ・リセットを担うプッシャー(ボタン)がサイドに複数ついているものだが、本モデルにはそれがない。

あるのは左側側面に配置されたプッシャーのみ。このプッシャーがクロノグラフのスタート・ストップボタンになっており、リセットはリューズで操作するという機構になっている。

機能が追加されたからといってデザインが大きく変わってしまった……なんてカルティエ時計にはあり得ないわけだ。

画像: 伝統的なスタイルを崩すことなく新しい機構を取り入れる。それができる技術力がカルティエにはある

伝統的なスタイルを崩すことなく新しい機構を取り入れる。それができる技術力がカルティエにはある

完成された美を崩すことなくアレンジを加えて新たな表情を引き出す──そのためにはムーブメントも作るし、ファッションの幅が広がるのであれば新しいことも随時取り入れていく。

それを率先して体現しているのがサントスシリーズであり、カルティエの意志をもっとも身近に感じられるのがこのサントス ドゥ カルティエだ。

機能、精度、デザインとどれをとっても一級品。もし時計をお探しならば、ぜひともこの1本を選択肢に加えていただきたい。

Cartier
サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ
品番:WGSA0017
素材:PG(ピンクゴールド)
サイズ:縦43.3㎜×横43.3㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:シルバー
販売価格:2,080,000円(税込)※USED
参考定価:2,904,000円
【付属品】
外箱、内箱、保証書(2019年11月)、替えの純正革ベルト等が付属
※価格は2020年8月のMOON PHASE銀座店・販売価格です

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

ジュエラーでありながら時計メーカーにまったく引けを取らないどころか、枠にとらわれない自由な発想で時計界に多大な影響を与えているのがカルティエです。

本モデルのクイックスイッチシステムも素晴らしいの一言。ワンタッチだと装着時に外れたりしないの? なんて不安な方もご安心ください。ベルトはしっかりと固定されて一切のがたつきもございません。むしろ言われないとワンタッチで外れるとわからないほど自然です。

スクエア形状の時計をお探しなら最終的にたどり着くのはサントスと言っても決して過言ではなく、時計店としても自信を持って薦められる1本と言えます。

腕時計の始まりとも言われるサントスの最新モデル、機能的で美しいこの1本を見にぜひお店にいらしてください!

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://www.moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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