ファッションの一部として着用することも多いサングラスは、アパレル店などで棚に飾られたものを買っておしまい……という人がことのほか多い。しかし、メガネ同様にサングラスは一人ひとりに合う合わないがあるもの。自分にとって最高の一本を手に入れるためには、正しいサングラス選びが必須だ。そうして選んだサングラスは、それこそ一生モノとして愛用できる。ここでは各業界のプロ達が実践している“正しいサングラス選び”を解説していこう。

いまこそ手に入れたい。ブランドフレームの数々

新宿ANNEXの神崎さんに、レンズ交換の可能なオススメサングラスフレームをセレクトしていただいた。トップファッションブランドであるTOM FORD、日本が誇るメガネブランドでありLexusとのコラボも記憶に新しいFactory 900、そしてレンズにもっとも合うフレームを提案するTALEXのオリジナルブランド・OZNISのサングラスフレームを紹介。気に入ったフレームと目的に合ったレンズで、自分だけの逸品を手に入れたい。

ラグジュアリーブランド
TOM FORD

言わずと知れたラグジュアリーファッションブランド。ブランド設立当初はアイウェアからスタートしたこともありサングラスのラインナップは豊富。ビジュアルはもちろん掛け心地も追求しており、メタルフレーム、セルフレームはもちろん、メタルとセルを融合させたファッション性に優れるものまで、世界のセレブに愛されている。

TF793D(写真左)
セルとメタルの融合フレームがスタイリッシュで、主張しすぎない細身のデザイン。サイドに配置されたトムフォードのシンボル「T」マークも立体的な配置となっており、エレガントさに貢献。どんな服にも合わせられる汎用性の高い1本となっている。
価格:51,000円(税抜)

TF211AF(写真右)
AFとはアジアンフィットのこと。鼻当てが高く設計されているためアジア人の顔にフィットしてくれる。厚みのあるフレームで遮光性はもちろん、ファッションとしての存在感も抜群。ゴールドの装飾がさりげなく上品な仕上がりだ。
価格:45,000円(税抜)

世界が認めるジャパンクオリティ
Factory 900

メガネフレームの国内生産シェアNo.1であり、世界的にも有名な福井県鯖江市発祥のメガネブランド。80年以上にも渡り、自社一貫生産によって作られる挑戦的なフレームは、国内・世界問わず高く評価され、メガネ界のアカデミー賞といわれる SILMO D'OR (シルモドール)を獲得。世界がいま注目しているブランドである。

LXF-001(写真手前)
LXF-001はTOYOTA・Lexusとのコラボによって生まれたドライビンググラス。フルフェイスのヘルメット着用時に使用することを想定して作られており、視界の邪魔にならないラインと骨格に寄り添うフレームカーブが美しい。(こちらはTALEXレンズ不可)
価格:100,000円(税抜)

FA-160(写真奥)
FA-160は「MURAKAMI BAGS STUDIO」とコラボーレーションで生まれたバイカー用のサングラス。脱着可能な本革のフードは風防として機能し、なかにクッション材を入れることで装着感もアップ。流れるような流線型のフォルムが魅力。(こちらはTALEXレンズ不可)
価格:50,000円(税抜)

偏光レンズ専門メーカーのフレーム
OZNIS(TALEX)

前身・田村レンズ製作所として幕末から続く、世界で唯一の偏光レンズ専門メーカーTALEX(タレックス)。自社のレンズにもっとも合うフレームを、と立ち上げたのが偏光サングラスブランドOZNIS(オズニス)。フレームはもちろん、肌に跡を残さないほど柔らかい軽量ノーズパッドなど、これまでのサングラスでストレスだった点を解消。まるでオーダーメイドのような掛け心地を実現してくれる。

FLAT11(写真左)
ベーシックな玉型にスタイリッシュな細身のテンプル。クールなラインや上質なカラーでラグジュアリーかつエレガントな大人のスポーツシーンを演出してくれる。
価格:30,000円(税抜)

FLAT 10(写真右)
同社FLATシリーズで初のツーポイントモデル。リムレスで広く快適な視界にオーバルなデザインを取り入れ、顔の小さな女性にも最適なレンズシェイプを実現。スポーティーなイメージでの装着がオススメ。
価格:32,000円(税抜)

覚えておきたい!サングラスに悪影響を与える6つの要素

せっかく自分だけのサングラスを手に入れたのであれば、大切に扱いたいもの。ここでは末長く使うために気をつけておきたい点を見ていこう。

頭に載せる
ドラマや映画などで頭にサングラスを乗せているシーンをよく見るが、こめかみ部分と頭では幅が違うため、それをするとフレームが歪んだり整髪料がレンズについたりとダメージにつながってしまう。

片手で外す
サングラス(メガネも)を外すときは両手でまっすぐ前に外すのがポイント。片手で外すのを繰り返すとフレームが広がったり歪んでしまう。

車内に放置する
夏場の車内温度は50度を超える。サングラスのレンズは60度ほどでコーティングが剥がれたり、割れる可能性も出てくる。停車時は影になるところ、駐車時はかならず車内から出しておきたい。

超音波洗浄機に長時間漬ける
メガネ店に置いてある超音波洗浄機は、偏光レンズやミラーレンズの特殊フィルムが振動で剥がれてしまうこともあるため極力使わないほうが無難。入れてすぐに悪影響があるわけではないが、長く使っているサングラスほどフィルムの接着に影響が出やすい。

レンズを濡れたまま放置
レンズに付着した水や雨水には埃が含まれており、そのまま放置すると水分だけが蒸発し、お風呂場の鏡のような状態になってしまう。濡れてしまったらティッシュで水分を取っておこう

畳むときは左のツルから
メガネやサングラスは基本的は左のツルからたたむことできれいに収まるようになっている。ツルがまっすぐのものはこの限りではないが、とりあえず左が先と覚えておけば安心だ。

左から先に折りたたむことを頭にいれておきたい

これまでサングラスを掛けていて、疲れる・痛いといった不快感を感じたことのある人は、ぜひここで紹介した選び方のコツを参考にサングラスを選んでみてほしい。

そして、そこで手に入れたサングラスは、自分だけの相棒として末長く大切にしていただきたい。その手助けは新宿ANNEXがしてくれるはずだ。

所在地東京都新宿区新宿3-27-1
TEL03-3354-6767
営業時間11:00〜20:00
定休日年中無休(年末年始を除く)
公式サイトhttps://yamanote.washin-optical.co.jp/
【新宿ANNEX(和真メガネ)】