ロジェ・デュブイ エクスカリバー42 オートマティック スケルトン「フルメタルブレスレット」【今週の逸本 Vol.94】

18Kピンクゴールドをまとった豪華仕様

スケルトンの時計といえば、いまや真っ先に思い浮かぶのがロジェ・デュブイだ。同ブランドのフラッグシップである「エクスカリバー」シリーズは、いまやそのほとんどがスケルトンモデル。まるで宙に浮かんでいるかのようなムーブメントは、時計好きならずとも思わず唸ってしまうことだろう。

今回は、そんなロジェ・デュブイのスケルトンモデルからフルメタルブレスレットタイプの『エクスカリバー42 オートマティック スケルトン』をセレクト。

ロジェ・デュブイのスケルトンタイプは、ただ文字盤が透けてムーブメントが見える……というだけではない。時計としての機能はそのままに、しっかりと魅せる構造になっているのが特徴だ。

ムーブメントの名称は「アストラルスケルトン」（RD820SQ）。アストラルとは「星」の意味で、文字通り星型のブリッジがシンボリックに配置されている。よく見ると、左上に配置されたマイクロローターも星型だ。

時計の名称にもあるように、今回はフルメタルブレスレットを搭載したモデル。これまでロジェ・デュブイでは多数のスケルトンモデルをラインナップしてきたが、そのほとんどがラバーベルト、もしくはレザーベルトであり、ブレストレットタイプは珍しい。しかも素材は18Kピンクゴールドという豪華仕様だ。

これだけ攻めたデザインでありながらスイス時計の伝統をしっかりと守り、ジュネーブシール認定を取得。お値段は約740万円（定価は一千万円超え）と高額だが、時計の仕様を見れば納得だろう。

ラグジュアリースポーツの頂点ともいえるモデル。ぜひ一度間近で見てもらいたい1本である。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

今でこそ攻めたデザインの時計を発信し続けるロジェ・デュブイですが、その始まりは非常にドレッシーなモデルからでした。だからでしょうか、一見イケイケなモデルに見えても、どこか上品さのようなものを感じます。

これまではラバーベルトタイプが多く、スポーティさが前面に出ていましたが、本モデルはブレスレットタイプ。ロジェ・デュブイのラグジュアリースポーツ時計のなかでもラグジュアリー寄りな1本です。

ストラップが違うだけで雰囲気もガラっと変わりますので、スケルトンでドレッシーなものをお探しの方はぜひ本モデルをチェックしてみてくださいね！

腕時計に関する記事はこちらから