フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、世界中のジェットセッターから注目を集める、パテック・フィリップの『ワールドタイム』をご紹介しよう。

PATEK PHILIPPE
世界最高の呼び声高いブランド・PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)。そのはじまりは、1839年にポーランド出身のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックが創設した「Patek,Czapek & Cie」から。その後、技術者であるジャン・アドリアン・フィリップと出会い、1851年に“世界最高の時計をつくる”という社是を掲げ「PATEK PHILIPPE & Cie」と社名を改めた。「カラトラバ」「ノーチラス」といった代表的なコレクションや超絶のコンプリケーションウォッチまで幅広いラインを備え、ひたすら完璧な“時計の美”を魅せる至高の時計ブランドとして、時計界の頂点に立ち続けている。

24カ国の時が一目で分かる『ワールドタイム』

最高峰ブランドとして時計界に君臨するパテック・フィリップ。ノーチラスやカラトラバといった名前を聞いたことのある人も多いだろう。これまで当連載では同ブランドから多数のタイムピースをご紹介してきた。(気になる方はこちらをチェック)

今回セレクトしたのは、1930年代にパテック・フィリップが開発し、脈々と受け継がれてきた複雑機構を有する1本。世界中の“時”をこれ1本で確認できる、その名も『ワールドタイム』だ。

「ワールドタイム」という複雑機構を有する同名時計『ワールドタイム』

18金ホワイトゴールドを使ったケースに、3層構造となったオパーリン文字盤が特徴的なワールドタイム。

オパーリン
文字盤の仕上げ方法のひとつ. 地に銀めっきを施し, ブラッシングを行い, その後特殊なうわ薬を用いて肉眼では見えない微細な粒子面に仕上げます.

文字盤外周には世界各国の国名が記載されており、その内側には昼夜(紺とグレー)が分かるようになったワールドタイム表示リングを配置。

中央のギヨシェ彫りが施された部分が自身のホームタイムである。

一見複雑そうに見えるワールドタイムだが、その見方はとても簡単。12時位置にホームとなる国を持ってくれば、あとは確認したい国を指すワールドタイム表示リングを見るだけである。

10時位置にあるプッシュボタンを押すとワールドタイムの表示を1時間ずつ調整できる

シースルーバックとなった裏面からは、22Kのマイクロローターを使ったムーブメントが確認できる。ワールドタイム機能は複雑機構となるためケースが厚くなりがちなのだが、マイクロローターを使うことで薄く仕上げているわけだ。

世界中のジェットセッターから注目を集めるパテック・フィリップの『ワールドタイム』。機能はもちろん、ステータスとしても最高の1本といえるだろう。

PATEK PHILIPPE
ワールドタイム
品番:5130G-001
素材:ホワイトゴールド
サイズ:縦39.5㎜×横39.5㎜
防水:日常生活防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:シルバー
販売価格:4,350,000円(税込)※USED
参考定価:5,022,000円
【付属品】
外箱、内箱、保証書(2009年9月)等が付属
※価格は2022年4月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

2006年から2016年まで販売されていたロングセラーモデルがこちら。

現在は「5230」という新たなモデルが登場していますが、全体的に丸みを帯びた本モデルを所望する人も多く、いまでも非常に人気の高い1本となっております。

ビジネス等で海外によく行かれる方は、ワールドタイムの便利さをきっと体感するはず。ぜひ現物を見にご来店いただければと思います。

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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