TAG HEUER
1860年にエドワード・ホイヤーにより設立された、クロノグラフを搭載した時計を主軸とした高級時計メーカー。1985年までは「ホイヤー」という社名であったが、クォーツショックの際にTAGグループに資金援助を受けたことで、「タグホイヤー」に社名を変更。現在はハイクラスな時計から、比較的求めやすいエントリークラスまで多彩なラインナップで展開。その知名度は若年層から高年層まで多岐にわたる。
BAMFORDとは
イギリスでレディの称号を持つキャロル・バンフォードが立ち上げた有機農場「デイルスフォード」。そこから派生して誕生したファッションブランドがバンフォードである。2003年には時計部門のBAMFORD WATCH DEPARTMENTが誕生。オリジナルウォッチはもちろん、その卓越した技術からTAG HEUERやZENITHといった一流ブランドから公認のカスタムメーカーにも選ばれており、これまでも多くの有名メーカーやミュージシャン等とコラボレーションした作品を発表している。
タグ・ホイヤー × バンフォード
老若男女問わず、絶大な支持を受ける時計ブランド「タグ・ホイヤー」。そして、ファッショニスタが思い描く理想の時計をカタチにしてきたカスタム時計メーカー「バンフォード」。
その両者が“公式”にタッグを組み作り上げたのが、今回ご紹介する『モナコ バンフォード』だ。
あえて“公式”と強調したのは、バンフォードはロレックスをはじめとする一流ブランドの時計を非公式にカスタマイズしてきた経緯があるからだ。
その是非は一旦置いておくとして、非公式とはいえバンフォードの人気は凄まじいものがあり、付加価値としてかなりのプライスがつくこともあった。(過去にご紹介したカスタムモデルはこちら)
では、公式と非公式では何が違うのか? ずばりメーカーのサポートを受けられるか否かだ。今回のモデルは公式モデルになるため、サポートやメンテナンスに関して一考する必要もなく、大手を振って所有できるわけである。※バンフォードは、タグ・ホイヤー、ゼニス、ブルガリを傘下に持つLVMHグループに、世界で唯一認可を受けたカスタムメーカーである。
ではここで時計の細部を見ていこう。
まず通常のモナコと違うのは文字盤のカラーリングだ。これまでもブラックの文字盤はあったが、それ以外の部分がすべてバンフォードのイメージカラーである水色になっている。
もちろん違うのはカラーだけではない。通常モデルのステンレススチールケースとは違い、本モデルはカーボンケースになっており、よりレーシーなイメージに。
ストラップもブラックラバー&アリゲーター仕様となっており、ステンレススチールのバックにはブラックPVDコーティングを施しカラーを統一。非常にシックな装いに仕上がっている。
本モデルはレフトハンド仕様で、リューズは9時位置に配置されている。
モナコといえば、カーアクション映画『栄光のル・マン』にて、スティーブ・マックイーン氏が着用したことで一躍注目を浴びた時計であり、レフトハンドモデルの印象が非常に強い1本だ。(ハンドル操作で忙しい左腕ではなく、シフト操作等で自由度の高い右腕に時計を着けたことから)
もちろんレフトハンドモデルだからといって右腕に着用しなければならないということではないのでご安心を。
この『モナコ バンフォード』は、公式カスタムとして世界で500本しかない大変貴重なモデル。すでに発売から4年ほど経っており市場に出回っているモデルも少ない。これは!と思った方はムーンフェイズ銀座店までお早めにどうぞ。
TAG HEUER
モナコ バンフォード
品番:CAW2190.FC6437
素材:カーボン
サイズ:縦39㎜×横39㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック×ブルー
販売価格:1,480,000円(税込)※国内正規USED品
※世界500本限定
【付属品】
外箱、内箱、国内正規保証書(2018年9月)等が付属
※価格は2022年5月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
通常モデルのモナコってクラシック&エレガンスな雰囲気がありますよね。それはもちろん魅力のひとつなんですが、スクエアな時計かつクラシックな雰囲気で手に取りづらい……なんて人もいたかと思います。しかし、そんなイメージを一新させたのがバンフォードです。
現代風なアレンジによって、モナコへの見方がガラッと変わった人も多いのではないでしょうか?
元からモナコが好きな人には新たな選択肢として。本モデルでモナコいいな!と感じた人にとってはオリジナルのモナコを知るきっかけとしてとても良い1本かと思います。
カスタムメーカーって、時計メーカーからしたら天敵と言いますか、少し敬遠したくなる存在のはずなんです。にもかかわらず、公認してしまう懐の広さ……LVMHグループには脱帽ですね。
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://moon-phase.jp/ |