FRANCK MULLER
1986年に発表した「フレー・オシレーション(自動振動)トゥールビヨン」により、その名を世界に知らしめたフランク ミュラー氏。その後、ジャンピングアワー機能付きのレギュレータータイプの文字盤を持つトゥールビヨンや、スプリットセコンド・クロノグラフ 、ミニッツリピーター、ワールドタイムなどを搭載した名作を次々に発表し「ブレゲの再来」とまで呼ばれるほどに。そんな同氏が「自分の時計を望む人たちのために、良い時計を届けたい」という思いから1992年に立ち上げた時計メーカーが、フランク ミュラーのはじまりである。
フラッグシップモデルの初期作品
フランク ミュラーの『トノウカーベックス』といえば、時計に明るくなくても名前や形は知っている人の多い腕時計だろう。独特な形状のケースに、大胆なデザインのアラビア数字インデックス(ビザン数字という)は、一度見たら忘れられないインパクトを持つブランドを代表するタイムピースのひとつだ。
これまでも当連載ではトノウカーベックスシリーズをいくつかご紹介してきたが、今回掲載するモデルは、シリーズのなかでも初期に展開されていた1本『トノウカーベックス マグナムクロノグラフ』だ。
“マグナム”の名称から大きいサイズを想像するが、現在のコレクションでいえばむしろ小さい方で、本モデルは6850(縦47㎜×横34㎜)サイズ。
日本国内で流通しているフランク ミュラーの時計サイズの最大は8880(縦55.5㎜×横39.5㎜)で、7850(縦48.5㎜×横35㎜)と続き、その下に位置するのが6850サイズだ。
ではなぜマグナムなのか?
事は単純で、本モデルが登場したときは6850サイズが最大だったというわけだ。
腕時計のケースサイズは時代とともに大型化してきたが現在では落ち着いてきており、少し小さめを求める人も増えている。ラウンドとトノウでは腕に合わせたときの印象も異なるので、サイズが気になる方はぜひお店で腕に合わせて確かめてみてほしい。
さて、本モデルの細部を見ていこう。
初期のコレクションでは文字盤上部にあるブランドネームの角度が現在のものとは異なる。現行では「FRANCK MULLER」の文字のカーブが強いのだが、初期のものはカーブが緩くなっている。
そして文字盤のギヨシェ彫りはかなり細かく彫られており、現行のものと比べても倍近い印象だ。また、インデックスのビザン数字の置き方は少し大人しめである。
3時位置には60分積算計、6時位置にスモールセコンド、9時位置に12時間積算計を配置。全体的に線が細く、現行モデルより控えめに配置されたビザン数字と相まって、とてもすっきりとした顔立ちに見える。
ケースサイズこそ小さめではあるが、クロノグラフが搭載されていることもあり厚みはあってかなり重厚感溢れる仕上がり。ラウンドタイプであれば厚みが気になるところだが、トノウカーベックスの曲線デザインから腕に吸い付くような形になっており、見た目ほど厚みは気にならないだろう。
美しいフォルムはそのままに、現行モデルとはまた違った印象の初期型トノウカーベックス。フランク ミュラーブランドの変遷を、ぜひこの1本から感じてみてほしい。
FRANCK MULLER
トノウカーベックス
マグナムクロノグラフ
品番:6850CC
素材:ピンクゴールド
サイズ:縦47㎜×横34㎜
防水:日常生活防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:シルバー
販売価格:1,100,000円(税込)※USED
【付属品】
なし
※価格は2022年8月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
これまでスポーツウォッチを求める人が多かったのですが、そのブームも少し落ち着いてきて、いまではドレスウォッチが再注目されています。
最近では独立時計師が手がける時計が人気で、その先駆けであるフランク ミュラー人気も非常に高くなってきています。とくに初期のモデルは人気があって探している方も多い印象です。
フランク ミュラーの時計は日本国内でのメンテナンスも容易ですので、はじめての1本としては新興ブランドの時計よりも安心でしょう。ドレスウォッチをお探しの方はフランク ミュラーのコレクションをぜひ一度見てみてください!
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所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://moon-phase.jp/ |