シチズン ザ・シチズン 「所有する喜び」【今週の逸本 Vol.188】

身近にある最高な1本

国産時計メーカーとして、おそらく知らない人はいないであろう「シチズン」。1918年の創業以来、国内のみならず世界でも活躍し続ける有名ブランドである。

時計ファン以外には意外と知られていないのが、時計の部品製造から組み立てまで、すべてを自社で行うマニファクチュールブランドであるということ。最高の技術を用いて作られるハイスペックなタイムピースはどれも信頼性抜群。にもかかわらず、価格は手頃なものが多いというとてもありがたいブランドだ。

それもそのはず、シチズンは「永く、広く市民に愛されるように」というブランドコンセプトでつけられた名称であり、「CITIZEN」は英語で「市民」という意味。市民に寄り添う時計ブランド、というわけだ。

さて、そんな身近なブランドであるシチズンから今回ご紹介するのは、ブランド名をモデルにした1本。限られた店舗でしか販売していない限定モデル『ザ・シチズン』である。

シチズンは電波時計のイメージが強いかもしれないが、本モデルは機械式時計。ムーブメントには、シチズンとシチズン傘下の「スイス ラ・ジュー・ペレ社」の高度な装飾技術を融合して作った「Cal.0200」を採用。

特筆すべきは、このムーブメントに用いられたフリースプラング方式のてんぷだ。同方式は極めて高い部品加工精度がないと作れないもので、高級時計でしか採用されていないもの。これにより、時計精度の持続性に優れ、平均日差−3〜+5秒という超高精度を実現している。

ブラックのダイヤルは、高度な金属転写技術である「電鋳手法」によって凹凸のある砂地模様を表現。陰影による表情の変化が楽しめる仕様だ。

ステンレススチールのケースは、ヘラライン加工と鏡面仕上げでシャープなイメージに。ケースからバンドにかけてはラグのないシームレスな構成で、ラグジュアリーな雰囲気も併せ持つ。

ラグジュアリースポーツな装いでいて、ビジネスシーンでもなんら支障なくつけられるデザインが『ザ・シチズン』の魅力。サイズも40㎜でスーツスタイルにも合わせやすい。

オンオフ問わず使える時計が欲しいという方は、ぜひ本モデルを手にとってみてほしい。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

ラグスポな時計ってたくさんありますが、割と仕事では着けづらい……というものが多いんです。それを考えると、『ザ・シチズン』はオンオフ問わず使えるバランスの良さが魅力です。パワーリザーブも60時間で、土日休みで外していてもOK！

機械式時計でデザインも良く、時計としての精度も装飾品としてのビジュアルも併せ持つ1本。さすがシチズン、マーケティングはバッチリですね（笑）！

本モデルは特定の店舗でしか買えないモデルです。探していたという方はぜひご来店ください。

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