フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、ルイ・ヴィトンから“旅”をテーマにした1本。『エスカル スピン・タイム メテオライト オトマティック』をご紹介しよう。

LOUIS VUITTON
スーツケース(旅行カバン)工場としてフランスでスタートした『ルイ・ヴィトン』。その品質の高さから数々の名士に愛用され、製品ラインナップは創業から数十年でアパレル全体へと拡大。いまや誰もが認めるトップブランドとして、さらには、世界的なファッションブランドグループ・LVMH(モエ・ヘネシー・モギビッシュルイ・ヴィトン)の中核ブランドとして知られる存在となっている。

旅の相棒にルイ・ヴィトンのタイムピースを

旅行用トランクからはじまり、バッグ、各種アパレル、靴、時計と、いまやライフスタイルすべてをカバーするトップブランドとして知られるルイ・ヴィトン。時計コレクションの展開は20数年前からと歴史は浅いものの、こだわりのタイムピースは多くのファッショニスタを魅了。当連載でもこれまでブランドのアイコンウォッチ『タンブール』をご紹介してきた。

今回セレクトしたのは、フランス語で「寄港」を意味する「Escale」をシリーズネームに冠した1本。『エスカル スピン・タイム メテオライト オトマティック』だ。

エスカル スピン・タイム メテオライト オトマティック

「奇港」という意味からも読み取れるように、エスカルコレクションは「旅」をテーマにしたもの。そのラインナップはアパレルをはじめ、アクセサリーからシューズ、バッグ、時計と多岐にわたる。

“旅”と一口に言っても、ちょっとした小旅行から海外を巡る旅、世界を一周する旅などさまざまだ。今回ご紹介する時計のテーマは「宇宙を往く旅」で、文字盤にはメテオライト(隕石)を採用。時計を見るたびに、はるか空の彼方に心を誘ってくれる。

隕石ならではの網目模様「ウィドマンシュテッテン構造」が美しい。この模様は世界に一つだけのもの

さて、その文字盤を見ると一般的な時計は違うことに気づく。そう、インデックスがキューブになっているのだ。これがまさにスピン・タイムたる所以で、1時間ごとにキューブが回転して現在の時間が表示される。

時間表示は24時間制で、昼の12時は「12」、夜の12時は「24」だ。本モデルは1針の時計であり、文字盤中央の小さな針は「分針」である。

裏蓋にはブランドロゴを大きく配置。ロゴマークの外周はシースルーになっているため、ムーブメントを垣間見ることも可能だ。

ケースはブラックのPVDコーティングが施されたチタンとピンクゴールドのコンビネーション。ラグは後付けになっており、まるでルイ・ヴィトンのトランクケースに施されたコーナープレートのような装い。“旅”をテーマに、大人のエレガントさをしっかりと持たせた1本である。

LOUIS VUITTON
エスカル スピン・タイム
メテオライト オトマティック
品番:Q5EGA3
素材:ピンクゴールド×チタン
サイズ:縦41㎜×横41㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:グレー
販売価格:2,980,000円(税込)※国内正規USED品
参考定価:6,831,000円
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、国内正規保証書(2021年10月)等が付属
※価格は2023年3月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

『エスカル スピン・タイム』は、時計ブランドではないルイ・ヴィトンだからこそ作れる1本ではないでしょうか。文字盤にメテオライトを使った時計は他ブランドにもありますが、インデックスをキューブで表現するなんてとてもユニークで遊び心に富んでいますね。

文字盤がメテオライトではない通常モデルもあるのですが、そちらはキューブや文字盤外周がとってもカラフルなんです。それと比べると今回のモデルはかなりシックで落ち着いています。

大人になるにつれて遊び心というのは表に出なくなっていきますが、胸に秘めた遊び心をさりげなく腕にまとう……うーん、カッコいいじゃないですか。ぜひお店で現物を見てみてください!

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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