オメガ スペシャリティーズ CK859「“最新”のアンティーク」【今週の逸本 Vol.193】

最新技術で復刻した特別な1本

高級時計ブランドのなかでも抜群の知名度を誇るオメガ。高品質・高耐久なムーブメントは他ブランドの追随を許さず、世界中から支持されている。

今回セレクトしたのは、1939年にオメガが展開していた製品の復刻版『スペシャリティーズ CK 859』だ。

オメガといえばシーマスターやスピードマスターといったモデルが有名だが、『CK 859』はそれらコレクションには属さないタイムピースだ。今回復刻されたものには“スペシャリティーズ”という冠がついているが、これがいわば新たなコレクション名といったところ。

デザインは1939年当時の『CK 859』をベースに現代的なアレンジが加えられ、ケースサイズも2㎜増の39㎜サイズに。

文字盤にはシルバー（Ag925）が使われているため、長く使えば使うほどエイジングされ、シルバー特有の味が楽しめるようになっている。

風防はアンティーク調ウォッチらしくドーム型に。もちろん現代の腕時計として素材はサファイアガラス製だ。

ストラップには、ラグのすぐ下にループ状のステッチが入るレザーストラップを採用。このステッチ入りストラップは非常に人気があり、アンティーク調の時計にベストマッチである。

裏面はシースルーになっており、ガラス越しにムーブメントを見ることができる。搭載されているのは手巻きムーブメントのCal.8926で、高品質・高耐久のコーアクシャルムーブメント。つまり、外面はアンティーク調でありながら、中身は最新という1本なのだ。

本モデルはナンバリングがされており、手にした個体が何本目に製造されたものか分かるようになっている。数量限定というわけではないが、所有欲をくすぐる仕掛けに思わず手に取ってしまうだろう。

古き良き時代のモデルを最新の技術で復刻した1本。毎日着けられる“アンティークウォッチ”としてぜひ楽しんでいただきたい。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

見た目はクラシカルでアンティーク調ですが、パワーリザーブは72時間、耐時性能も15,000ガウス以上というハイスペックな1本です。

アンティークは好きだけど毎日着けるのは……なんてお悩みの方にはまさにうってつけではないでしょうか。ストラップのカラーをネイビー等に替えたりして雰囲気を変えるのも面白いですね。

とても懐の広いお時計でして、たとえサブウォッチとして買っていても、いつのまにかメインになってしまうような不思議な魅力があります。ディスプレイを見るだけでなく、ぜひ一度腕に巻いてみてください。みなさまのご来店をお待ちしております。

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