カレラ キャリバーホイヤー02 by Fragment Hiroshi Fujiwara「藤原ヒロシの解釈」【今週の逸本 Vol.203】

タグ・ホイヤー × フラグメント デザインの第一弾

ストリートウェアの先駆者であり、「キング・オブ・ストリート」の異名を持つことでも有名な藤原ヒロシ氏。同氏主宰のデザインプロジェクト「Fragment Design（フラグメント デザイン）」は、数多くのブランドや企業とコラボレーションしており、その範囲はファッションからサブカルチャーまで多岐にわたる。

当連載では、タグ・ホイヤーと同氏がコラボした腕時計の第二弾をVol.69でご紹介したことがある。今回セレクトしたのは、人気沸騰で第二弾につながるきっかけともなったコラボレーションのファーストモデル。

ブラックストラップが印象的な『カレラ キャリバーホイヤー02 by Fragment Hiroshi Fujiwara』だ。

本モデルはタグ・ホイヤーのアイコンともいえるモデル「カレラ」が55周年を迎えたことを記念して、藤原ヒロシ氏の“解釈”でカレラをデザインした、いわば復刻モデルだ。

カレラ発表当時を彷彿とさせる小さめのケース（39㎜）にドーム型風防、時の経過を感じさせるベージュカラーのインデックスなど、クラシカルな雰囲気を持たせながら、心臓部にはタグ・ホイヤー社製の最新ムーブメント「キャリバー ホイヤー02」を搭載。当時は手巻きモデルだったが、本モデルは自動巻きとなっている。

文字盤12時位置と裏蓋にはフラグメント デザインのシンボルである稲妻マークを配置。4時と5時の間には「FRAGMENT」の印字が入るが、どれも主張しすぎず『カレラ』が持つデザインにうまく溶け込んでいる。

ストラップは台座付きのブラックレザーストラップで、カレラのクラシカルな雰囲気をより強調するようなデザイン。本モデルにはシーンに合わせて選択できるよう、ブラック&グレーのNATOストラップも付属している。

藤原ヒロシ氏とのコラボモデルはファン垂涎の一品であり、なかなか市場に出回ることがない。発売当時に手に入れられなかった方は、ぜひこの機会にムーンフェイズ銀座店で現物をご覧いただきたい。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

藤原ヒロシ氏&フラグメント デザインファン必見のモデルです。これまでも稀にお店に入荷することはありましたが、すぐに売れてしまうんです。

本モデルはフラグメント デザインの独特な世界観とホイヤーのデザインがとてもマッチしていて、フラグメントが好きな方にとってはこれ以上ない時計といえます。この時計が欲しいけど手に入らないから通常のカレラを買う……というファンもいるほど。

探していた方も多数いる1本です。欲しい方はお早めに！

腕時計に関する記事はこちらから