フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、パテック・フィリップのカラトラバコレクションから、ダイヤルが特徴的な『カラトラバ Ref.5026』をご紹介しよう。

PATEK PHILIPPE
世界最高の呼び声高いブランド・PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)。そのはじまりは、1839年にポーランド出身のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックが創設した「Patek,Czapek & Cie」から。その後、技術者であるジャン・アドリアン・フィリップと出会い、1851年に“世界最高の時計をつくる”という社是を掲げ「PATEK PHILIPPE & Cie」と社名を改めた。「カラトラバ」「ノーチラス」といった代表的なコレクションや超絶のコンプリケーションウォッチまで幅広いラインを備え、ひたすら完璧な“時計の美”を魅せる至高の時計ブランドとして、時計界の頂点に立ち続けている。

ブレゲ針&ブレゲ数字のカラトラバ

2023年現在で91年の歴史を誇る『カラトラバ』コレクション。ドレスウォッチと検索すれば必ず名前が挙がるタイムピースであり、その権威性は他の追随を許さない。時計ファンであればいつか欲しい1本といっても過言ではないだろう。

今回ご紹介するのは、1997年から数年間だけ生産された1本。シンプルな装いながらインデックスが特徴的な『カラトラバ Ref.5026R-001』だ。

カラトラバ Ref.5026R-001

これまでも当連載では多数のカラトラバをご紹介してきた。カラトラバの派生モデルを除き、そのデザインコードは「シンプル」を貫いており見た目に大きな違いはない。が、細部の違いだけでガラッと雰囲気が変わるのがカラトラバコレクションの面白いところ。
(▶︎▶︎当連載で紹介したカラトラバコレクションはこちら

今回の『カラトラバ Ref.5026R-001』はインデックスにブレゲ針・ブレゲ数字を用いており、アンティーク感に溢れる装い。バーインデックスのモデルとはまた違った雰囲気に仕上がっている。

文字盤5時位置にはスモールセコンドを配置。アシンメトリーなダイヤルデザインとなっており、現行モデルにはない魅力がある。

5時位置に配置されたスモールセコンド。シンメトリーなデザインが多いカラトラバとしては珍しい1本と言えるだろう

ブラックの文字盤と18Kピンクゴールドケースの相性も抜群で、カラトラバの謳い文句にもある「究極のエレガンス」を体現した作りとなっている。

本個体には、ムーンフェイズ銀座店がセレクトした高級革ベルトメーカー「ジャン・クロード ペラン」のベルトが装着されている。尾錠はパテック・フィリップ純正のもので、同ブランドではお馴染みのロケット型形状。素材はケース同様に18Kピンクゴールド製である。

『カラトラバ』の中でも特徴的な1本。ぜひ他カラトラバとの違いを楽しんでいただきたい。

PATEK PHILIPPE
カラトラバ
品番:5026R-001
素材:ピンクゴールド
サイズ:縦33mm×横33mm
防水:日常生活防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:2,650,000円(税込)※USED
【付属品】
内箱が付属
※価格は2023年11月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

ブレゲ数字、ブレゲ針を使い、アシンメトリーに仕上げた1本。なかなかこうしたモデルはパテック・フィリップの中でも珍しく、惹かれる方も多いのではないでしょうか。

バーインデックスのモデルと比べると、カジュアルな服装に合わせても違和感のないデザインになっており、汎用性も高いと思います。

現行のカラトラバは34mm以上がほとんどなので、本モデルの33mmは貴重です。サイズ感も併せてご検討いただければと思います。

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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