「第3の研ぎ器」とは?
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は、精巧で厳格なモノづくりで知られるドイツが生んだ 砥石でもシャープナーでもない、全く新しい「第3の研ぎ器」だ。趣味としてアウトドアが好きな人はもちろん、一流の切れ味を求めるプロの料理人の両方の要求を満たすために、ROLLSCHLEIFERは開発された。
2016年11月、ドイツ国内で販売が開始されると、瞬く間にその名を広げ、初年度の販売数は14,000台(約2億円)を記録。現在、ヨーロッパを中心にアメリカにも販路を広げ、ついに日本へと急速に新たな市場を開拓している。
ROLLSCHLEIFERの特徴
最高品質のネオジム磁石で刃先を15°に保つ
ROLLSCHLEIFERは、ナイフを研ぐためのグリップローラーとナイフを支えるためのウッドプレートでできている。この2つの相互作用によってナイフを簡単に研ぐことが可能となる。
従来のシャープナーや砥石の多くは、研ぎ器側を固定してナイフを動かして研ぐため、非常に不安定。そのため、一定の角度を保ちながら均一に研ぐことが非常に難しく、長年の経験が必要となる。一方、ROLLSCHLEIFERは、ナイフを固定し、研ぎ器を動かすことによって研ぐため非常に扱い安い。
ウッドプレートの強靭なネオジム磁石にナイフを15度に固定させることで、完璧に均一に研ぐことができる。均一に研ぐことは、最も合理的に研ぐということ。無駄な切削を最小限に抑え、それによって大事な包丁やナイフが長持ちするのだ。
ステンレス・鋼・セラミックなどあらゆるナイフに対応
15度の角度には理由がある。欧米のナイフと日本の和包丁は歴史も素材も用途も異なるが、ほとんどの刃物は13-17度の角度で作られている、と開発者は言う。 故に、どんな刃も15度に固定して研ぐことが、安定且つ鋭い刃先を作るという目的を果たすために、最も効率的であるということになるのだ。サンディング時間は最大5分、ほとんど力はいらずに研ぐことができる。
半永久的に使える、ピラミッド型粒子のダイヤモンド面
ダイヤモンドは、ナイフに使われる全ての素材(ステンレス・鋼・セラミック等)より硬く、正しく使えば、壊れることも磨り減ることもないので、半永久的に使える。日本でも、砥石を平らに修正する目的としても使われるほど、最も硬い砥石素材として使用されているのだ。
一方、ダイヤモンドは硬く粒度が大きいため、刃に傷をつけやすいというデメリットもあるが、ROLLSCHLEIFERに使用しているダイヤモンドは放電ツルーイング法を取り入れているため、砥粒の突き出し(高さ)を均一化し、傷を必要最小限に抑えているのである。
ダイヤモンドの粒子は35µm、これは砥石に置き換えると#430の粒度に相当。日本では、荒砥〜中砥 とされる粒度ですが、ダイヤモンドをピラミッド型にカットし、それをニッケルに埋め込む独自の技術により、日本の研ぎ師が目指すような 滑らかで鋭い切れ味に仕上がるのだ。
カラーバリエーションも2種類
カラーはオークとウォールナットの2種類。クラウドファウンディングサイトMakuakeにて販売中。