鹿児島県に属する奄美群島の一つ、徳之島。この美しい島にある酒造所「高岡醸造株式会社」が製造・販売している日本初の国産ラム酒『ルリカケス』の古酒造りプロジェクトが、CAMPFIREにてクラウドファンディング実施中だ。徳之島の新しい特産品を作り、島の発展に寄与したいという想いから始まった当プロジェクト。国産ラム酒のルーツや特長、古酒を楽しむ文化について注目したい。
※2022年2月14日(火)までの期間限定プロジェクト

日本初の国産ラム酒『ルリカケス』

ラム酒は、サトウキビを原料として作られた蒸留酒の一種。蒸留酒とは醸造酒を蒸留してアルコール度数を高めた酒であり、ジン・ウォッカ・テキーラと共に「世界4大スピリッツ(蒸留酒)」として広く知られている。

高岡醸造が日本で初めて造ったラム酒『ルリカケス』が発売開始したのは1979年のこと。現社長である高岡秀規氏が黒糖焼酎が生まれるルーツとなった黒糖酒に着目し、試行錯誤を経て黒糖をパパイヤから自社培養した天然酵母で仕込む製法を確立し、日本初のゴールドラムとして誕生したラム酒である。

『ルリカケス』は、琥珀で甘いキャラメルと蜂蜜のような味わいが特徴。味・アルコールの嫌味はなく、まろやかな甘みが口に広がり、何とも言えない心地良い渋みが後味として残る。

そのものの味わいを堪能するにはストレートやロックがおすすめ。また、カクテルやデザート酒としても楽しめる他、スイーツ作りのアクセントとしても最適で、幅広い用途で使用することが可能。徳之島の特産品として長年愛され続けている。

ちなみに商品名の〝ルリカケス〟とは、奄美の固有種として天然記念物に指定されている鳥の名前。美しい瑠璃色の羽が特徴で、ルリカケスの姿を見るために世界中のマニアが奄美を訪れているそうだ。

徳之島の新しい特産品をつくり、島の発展に寄与したい

沖縄の泡盛やフランスのワインなど、各地において古酒を楽しむ文化が根付いている。 その文化と同様に「国産ラム酒の〝古酒を楽しむ文化〟をつくり、徳之島から発信したい」という想いから当プロジェクトがスタート。また、プロジェクト実行者である高岡醸造は、このラム酒をきっかけに徳之島の自然や文化を知ってもらい、ラム酒の古酒が徳之島の発展に寄与することも願っている。

ラム酒が古酒になるまで長期保管するためには、貯蔵庫が必要。さらに、樽に詰めて保管するため、樽の購入費も必要になる。 フランスではワインを貯蔵する樽を担保に金融機関から融資を受けることができるが、日本ではまだこのような仕組みが存在しないため、クラウドファンディングを実施し、この費用の一部を調達する運びとなったのだ。

返礼品として“限定ラベル『ルリカケス』”をご用意

返礼品一例

東京大学名誉教授 河口 洋一郎氏デザインによる限定オリジナルラベル
『ルリカケス』/900mlボトル
6,000円(税込)

 

3年以上熟成
味わい深い黒糖焼酎黒糖焼酎
『世萬代』/900ml
6,000円(税込)

今回のクラウドファンディングでは、グラフィックアートの第一人者である東京大学名誉教授 河口洋一郎氏デザインによる限定ラベルの『ルリカケス』(画像左)と、イラストの原画複製版をリターン品としてご用意。河口洋一郎氏は、日本を代表するグラフィックスアートの第一人者で、ユーログラフィックス・パリグラフ・アルスエレクトロニカ・IMSGINA などの数々の受賞経歴を持っている。

プロジェクトの詳細・支援は、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて。2022年2月14日(火)まで実施中。

【プロジェクトの詳細はこちら】

高岡醸造/公式ホームページ