こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。ついに!ディノアライブの恐竜ショー『DINO-A-LIVE PREMIUM TIME DIVER 2021 MESOZOIC ODYSSEY 中生代への旅』が開幕しました。ストーリーがとても良く、思わず涙と鼻水を垂らしてしまうほどだったので、今回は後半ネタバレありで感想をご紹介していきます。

連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くす。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ。- dino.network編集部

※恐竜ショー『DINO-A-LIVE PREMIUM TIME DIVER 2021 MESOZOIC ODYSSEY 中生代への旅』について、ネタバレを含む内容があります。未鑑賞の方はご注意ください。

小栗兄弟について

先日行われた記者会見の様子はこちら↓

恐竜ショーは、演出が異なる『ノンバーバルバージョン』と『解説付きアカデミックバージョン』の2つのステージがあるのですが、今回『解説付きアカデミックバージョン』を見させていただきました。

どちらのステージも俳優の小栗旬さんがナレーターを務め、小栗旬さんのお兄さんの小栗了さんが演出を担当されています。

小栗了さん

『ノンバーバルバージョン』は、ナレーターの量を減らしたバージョンかと思いきや、別で収録し、それぞれ違った内容になっているのだそう。小栗兄弟ファンは両方のバージョンを見に行くしかないでしょう。

「弟と仕事をすると、周りから言われるのがバーター」という小栗了さんは、元々ON-ARTのファンでよくディノアライブを見に行っていたそう。

演出の仕事が了さんに決まり、次にナレーターに小栗旬さんが決まったそうです。

了さんは、「すみません小栗さんもう一回ここ読んでもらってもいいですか?」と敬語で指示したり演出家として兄弟にはならずにやりとりしたそう。

「弟のナレーターは評判が良くて…」と自慢げに話す小栗了さんと小栗旬さんとの仲の良さが伝わってきました。

おっと、なぜ恐竜ではなく人間の話をこんなにも長々と書くかというと、生田晴香の従姉妹が小栗旬さんの大ファンという個人的な理由です(恐竜の話を待ってる方すみません)

次行きましょう。

実際のステージ

記者会見で注目していたステゴサウルスがう〇〇をぽとぽと撒き散らす演出、実際のステージでもしっかりう〇〇をしていました。

ステージは広く、今から注目ポイントが始まるよと言わんばかりのステゴサウルが魅せるようにお尻を向けて、ぽとぽとと。

しかも2回目も。そこでナレーター小栗旬さんのセリフ「また糞をしました。」

…最高でしたね。

これはノンバーバルバージョンでは聞けないセリフかもしれないので、このセリフがどうしても聞きたいなら解説付きアカデミックバージョンへ行くことをオススメします。

しかし恐竜の動きは本当に素晴らしすぎました。呼吸する胸の動き、舌、しっぽなど、繊細な動きで生き物をよく表現できています。

肌の質感もこだわっていて、鳴き声や足跡なども迫力のあるサウンドが楽しめます。また、実際の中生代にあった植物も置いてあり、恐竜の世界へどっぷりと没入できます。

トリケラトプスの子どもはぴょんぴょんよく動いていて二足立ちになったり、寝てたり、なかなか見ることができない動きに拍手です。

13mを超える子どものブラキオサウルスの迫力は凄まじく、登場しただけで感動です。映画『ジュラシック・パーク』(1993)のブラキオサウルスに出会ったときの感動が甦りました。

愛・家族愛・別れ・運命がテーマとなっているのですが、ストーリーや演出が完璧で泣けましたね。それでいて恐竜たちも美しいです。

2022年1月10日(月・祝)まで開催されているので、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。

会場のIHIステージアラウンド東京の客席が回転する演出も体験できちゃいます!

さて、ここから泣けるシーンについて1つネタバレをしますので、まだ見たくない方はここで読むのをやめてください。


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※以下、ネタバレゾーン

【注意】物語を絵本風にネタバレ

「弱っている大人のティラノサウルスが横たわっています。どうやら会話はできるけど立てない様子。

そこへ肉食恐竜のラプトルがやってきますが、子どものティラノサウルスがやってきて追い払います。

どうやら親子だったようです。親子は仲良さそうにしています。

そこへまたしてもラプトルがやってきます。

親は動けず、子どものティラノサウルスだけで追い払いたいところですが向こうは2人。バトルは続きます。

子どものティラノサウルスが親の元へ戻ると、親は動きません。どうやら息絶えているようです。

子どもはそれがわからず、起きてようと言わんばかりにすり寄り起こそうとします。あれ、おかしい、起きないぞと。

気付くんです、死んでいることに。でも気付いていないふりをするかのように起こすんです。

そこへまたしてもラプトル2人組が現れます。親は食べられ、子どもは生き延びるために逃げます。

、、、こんな感じのストーリーが入ってくるとか泣くしかないでしょうに、なんなら思い出し泣きまでしそうです。。

その後の子どものティラノサウルスはどう生きていくのか、おっとその先は劇場で!

イベント詳細はこちら

会期2021年10月29日(金)~2022年1月10日(月・祝)
会場東京・IHIステージアラウンド東京(豊洲)
公式サイトhttps://www.tbs.co.jp/stagearound/dino-a-live2021/
【DINO-A-LIVE PREMIUM TIME DIVER MESOZOIC ODYSSEY 中生代への旅】

生田晴香 | Haruka Ikuta
恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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