ウブロ ビッグ・バン アエロバン 「モーガン」【今週の逸本 Vol.66】

カーメーカー「モーガン」とコラボレーション

「異なる素材やアイデアの融合」というフュージョンコンセプトを掲げ、革新的な時計を作り続けるウブロ 。いまでは当たり前になった「ラバー」を使った時計も、ウブロが世界初である。

ほかにもセラミックやサファイア、カーボンやチタニウム、耐傷性に優れる自社開発のマジックゴールドなど、数々の素材をケースに採用。凝り固まった時計文化に一石を投じるような新しい試みを実践、発信し続けている。

なぜ、歩みを止めずにいられるのか？ それは、時計メーカーとしての発想だけではなく、異業種や異文化を柔軟に取り入れているからである。

当連載で紹介したコラボモデルはこちら

ウブロ×現代アーティスト
アエロ・フュージョン オーリンスキー
ウブロ×紳士靴ブランド
クラシック・フュージョン ベルルッティ
ウブロ×タトゥーアーティスト
ビッグ・バン ウニコ サンブルー

今回ご紹介するのも、まさにそうした1本。英国のクラシックスポーツカーメーカー『モーガンモーターカンパニー』とのコラボレーションモデルだ。

モーガンとは？

1909年に英国で誕生したモーガンは、クラシックスポーツカーを手がける世界的にも有名な自動車メーカーだ。

アッシュ木材のフレーム、アルミニウムのボディ、内装を彩る最高級レザー、この3つをコア素材とした1台はすべて職人のハンドビルド。

決して懐古主義というわけではなく、その製造工程には最先端の技術が取り入れられ、「伝統と冒険」の精神で、いまなお新たな1台を開発し続けているメーカーである。

さて、今回の時計を見ていこう。
まずは文字盤。9時位置にはクルマのフロントグリルを彷彿とさせる模様をインダイヤル的に置き、その前面にはモーガンのロゴを配置。

クロノグラフもホイールやステアリングを彷彿とさせるものになっており、これまたモーガンファンをくすぐるデザインとなっている。

周囲を囲むベゼルはタングステン。ブラックセラミックのケースと相まって、独特の色味と質感が美しい。

裏蓋はシースルーになっており、ムーブメントの造形美をしっかりと楽しむことができる。外周に「LIMITED」、「383/500」と刻印されている通り、本モデルは世界500本限定だ。

ウブロの「伝統と革新」。モーガンの「伝統と冒険」。言葉は違えど、過去と現在を結び、未来へ進まんとする姿勢は同じだ。

それぞれの想いが融合した1本、ぜひその情熱をこの時計から感じ取ってもらいたい。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

タングステンのベゼルは質感が非常に独特で、ステンレスの時計にはない重厚感があります。

ただでさえ、男らしい（⁉︎）ビッグ・バンが、ブラックセラミックとタングステンの相乗効果により、一際輝きを放っている……そんな1本です。

通常のビッグ・バンは文字盤に日付表示があるんですが、本モデルはデイト表示がありません。限定モデルでは稀にあるんですが、デイト表示がない分ちょっとすっきりした印象になっています。

モーガン好きな方はもちろんですが、単純にかっこいい時計が欲しい！という方にもオススメです。

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