豊富な知識と経験を持ったプロショップを紹介する【BBS × PRO SHOP】シリーズ。前回のスタイルコクピット フィールに続いて、今回も北海道のお店をご紹介。訪れたのは北海道千歳市に店を構える『カーブティック ヴォイス』だ。大人気のBBS別注モデルについて話を聞いた。

BBS別注モデルが大人気!『カーブティック ヴォイス』

北海道千歳市・千歳勇舞タウンプラザの一角に店を構える『Car Boutique Voi.se(カーブティック ヴォイス)』。

同店は、VIPカーを軸にしたドレスアップ用品の販売やワンオフパーツ製作をはじめ、車検・整備・板金・塗装・コンプリートカー製作・新車、中古車の販売&買取などなど、クルマのことならなんでもお任せ! という、北海道を代表するプロショップだ。

画像: 北海道千歳市にある『Car Boutique Voi.se(カーブティック ヴォイス)』

北海道千歳市にある『Car Boutique Voi.se(カーブティック ヴォイス)』

店長の冷清水 和幸(ひやしみず・かずゆき)さんは、幼少期からクルマのプラモデルでカスタマイズを楽しんでいたという根っからのクルマ好き。免許を取得してからは理想の愛車作りを目指して趣味でクルマいじりを続け、ついには好きが高じてクルマ業界に。

プロとして車両販売やドレスアップを経験して独立。そうして立ち上げたのが、カーブティック・ヴォイスだ。

画像: カーブティック ヴォイスの代表兼店長の冷清水 和幸(ひやしみず・かずゆき)さん

カーブティック ヴォイスの代表兼店長の冷清水 和幸(ひやしみず・かずゆき)さん

さて、そんな同店で特筆したいのは、2020年から2021年の1年間で2種類を展開し、即座に完売したという限定モデル『BBS SUPER-RS ヴォイスリミテッド Ver.』の存在。今回は、ショップオリジナルのBBSホイールを手掛けるようになった経緯と、今後の展望について話を聞いた。

ドレスアップでBBSというのが当たり前の時代に

北海道から沖縄まで、日本各地のドレスアップイベントに精力的に参加し、その時々の主流や需要の変遷を見てきた冷清水さん。当時からBBSホイールを愛用していたというが、ひと昔前と今ではBBSに対する周りの考え方もだいぶ変わってきているという。

「以前はドレスアップのためにBBSを選択する、という人は少なかったですね。元々BBSのホイールってドレスアップに特化しているわけではありませんから、派手さを求める人やリムを深くしたい人などには少し物足りなかったんでしょう」

画像: ドレスアップでBBSというのが当たり前の時代に

だからなのか、冷清水さんの愛車を見て「なんでBBSなの?」とよく聞かれたとか。

「性能や品質が高いというのはもちろんですが、何十年も変わらないデザインなのに、どんな最新車種にもマッチする懐の広さ。どんなドレスアップをしてもカッコよく魅せてくれるホイールってBBSしかないと思っていて。当時からいろんな人にBBSを薦めていたんですが、価格に躊躇する人も多かったですね」

しかし、単に値段が高いのではなく、品質が良いからこそ、という認識は多くの人が持っていたという。ただ当時は今のようにSNSなどがなかった時代。BBSを履いたドレスアップカーのお手本なども少なくドレスアップでBBS、という図式自体がほとんどなかった。

画像: こちらはヴォイスの広告撮影の一コマ。ラグジュアリーな雰囲気がホイールとマッチしている

こちらはヴォイスの広告撮影の一コマ。ラグジュアリーな雰囲気がホイールとマッチしている

また、ドレスアップの世界では人と被りたくない、という意識が大きいもの。実際お客さんの中にも「仲間がBBSを履きはじめたから俺は履かないんだ」という人もいたとか。

「でも、その意識がだんだんと変わってきたんですよ。ホイールがたとえ同じでも、その他の部分で個性が出せる。例えば、ローダウンしたりリフトアップしたりキャンバー角を変えてみたり。そうしたちょっとしたカスタムで見え方がガラッと変わるんだって広まってきた。『被るから履かない』ではなく、『自分ならこう履く』になってきたんですね」

そうした時代の変化から、これまで多くの人がBBSブランドに抱いていた“堅いイメージ”が柔らかくなったと冷清水さん。

「高級車じゃないと合わないとか、セダンじゃないと似合わないとか、そんな風に思っている方も以前はいました。でもいろんなドレスアップの形が世に出始めたことで『そういうパターンもアリなんだ』って思われるようになってきたんです」

ドレスアップでBBSという選択肢が当たり前になってきたなかで、BBSを推してきたヴォイスにも問い合わせなどが増えた。しかし、既存製品では多様なドレスアップの要望には応えられないことも。そこで冷清水さんはそんなドレスアップ需要に応えるべく、リミテッドモデルを作ることを決意する。

大好きなブラックピアスをもう一度

第一弾として製作したのは、ピアスボルトを黒にしたブラックピアス仕様のSUPER-RS。サイズは9.5J + 30、10.5J + 30(リム幅93㎜)のセットで、リアは通常よりもリム幅が深くなっているのが特徴だ。

「ずいぶん昔ですが、ブラックピアス仕様のLMが一時期あったんですよ。それがめちゃくちゃカッコ良くて、ぜひとも再現したいなって。あとはリム幅ですが、これには苦労しました。オフセットを変えたら強度自体もそのままではいけないからってBBSさんの方で何度もテストしてくれて。構想から1年半かかってようやく完成したんです」

お店としては売れないと困る。ただ冷清水さん個人としては、たとえ売れなくても良さに共感してくれる人にだけ届けば──そんな思いで発表は自身のSNSのみで行ったという。しかし、蓋を開けてみればあっという間に完売。あまりにも好評のため追加販売まで行うことに。

「SNSですから最初は自分と繋がっている人だけだったんです。でも口コミや購入したお客様のSNSでだんだんと広がっていって、最終的には道外からの声もたくさん……非常にありがたかったですね」

すでに履いている人のために深リムモデルのみで展開

ブラックピアス仕様として発売した第一弾。発売後の問い合わせには、深リムの2本だけで購入できないか?という声が多数あったという。

「ブラックピアス仕様の2本だけを買うと、すでに通常モデルを持っている方は後ろだけブラックピアス仕様になってしまいますよね。なので、通常モデル(シルバーピアス仕様)で深リム仕様を出せないかBBSさんに相談しました。それで第二弾としてシルバーピアスの10.5Jを出したんです」

画像4: 【BBS × PRO SHOP】北海道から全国へ! 別注モデルが大人気のヴォイスに突撃インタビュー‼︎
画像: 第二弾は雑誌にも広告を展開。その効果も大きく、すぐに売り切れてしまったとか

第二弾は雑誌にも広告を展開。その効果も大きく、すぐに売り切れてしまったとか

すでにSUPER-RSを履いているユーザーの要望を考慮した第二弾。これもすぐさま完売。なんと2020年から2021年というわずか1年の間で、ヴォイスリミテッドは計120本もの数を販売したという。

This article is a sponsored article by
''.