贈り物として外すことの少ない果物(実は野菜なのだが)といえばメロンだ。初めて食べたときは見た目の高級感はもちろん、口に入れたときの甘さに子供ながら驚き、あまりの美味しさに涙したもの。ところがいま日本ではメロン離れが起きているという。そんなピンチを救うべく、メロンの収穫量で全国4位の青森県つがる市が立ち上がった。

奥深いメロンの世界

画像: melon-roman.com
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「メロン」といえば、丸くて緑色で網模様があって瑞々しく甘い。そんなイメージだろう。しかし、それはごくごく一部のメロンである。

メロンには楕円形のもの、網目のないもの、緑色ではないものなど、果肉の色や香り、食感、甘さもさまざまな品種が多数存在する。なんと日本だけでも30以上の品種があるのだ。そんなメロンの世界をもっと知ってほしいと誕生したのが、日本初のメロン工房『果房 メロンとロマン』である。

ここは日本と世界から集めた旬のメロンを使ったオリジナルメニューを、カフェとテイクアウトで提供するメロン専門店。メロンのシーズンには、メロンの生果を味わえるメニューを。オフシーズンには、メロンの風味をとじ込めるような工夫を凝らしたメニューを展開。さらに、これまでに見たこともないメロンのレシピも製作中だ。

イメージをひっくり返す挑戦的なメニューの数々

『果房 メロンとロマン』では、青森県つがる市が誇るメロン5品種を中心に、ここでしか食べられない多彩なメロンメニューを展開。

ドリンクメニューには、複数の品種のフレーバーを比較できる【メロンウォーター】を無料で味わうことができるほか【メロンの自家製サングリア】や【青森県産シードル】といった、アルコール飲料も楽しめる。

五感をフル動員して体験するメロンの世界

同店は、メロンを味わうだけでなく、香る、見る、聴く、触るといった五感のすべてでメロンを体験できるこれまでにない体験型ショップとなっている。

視覚「オリジナルメロンink」

画像: 「タカミ」「キスミー」「ホームラン」「アスコット」「レノン」つがる市が誇る5品種のイメージで作ったオリジナルカラーの万年筆インク。店内で試し書きも可能。

「タカミ」「キスミー」「ホームラン」「アスコット」「レノン」つがる市が誇る5品種のイメージで作ったオリジナルカラーの万年筆インク。店内で試し書きも可能。

嗅覚「フレーバーウォーター飲み比べ『メロンフレーバーテイスティング』」

画像: 無料で飲めるメロンフレーバーウォーターを1Fに設置。「タカミ」「キスミー」「ホームラン」など複数の品種のフレーバーを比較できる。

無料で飲めるメロンフレーバーウォーターを1Fに設置。「タカミ」「キスミー」「ホームラン」など複数の品種のフレーバーを比較できる。

触覚「メロンを感じるコースター」

画像: メロンの網目の凹凸をコースターで表現。各品種を再現し、触って楽しい、学べるコースターだ。

メロンの網目の凹凸をコースターで表現。各品種を再現し、触って楽しい、学べるコースターだ。

味覚「食べ比べメニュー『メロンテイスティング』」
「タカミ」「キスミー」「ホームラン」「アスコット」「レノン」と、つがる市が誇る5品種を中心に、その時期にもっとも美味しく食せるメロンを数種類セレクトし食べ比べ。

聴覚「ロマンを聴かせたメロン」
クラシック音楽の巨匠のうちロマン派と呼ばれるショパン、シューマン、メンデルスゾーンといった作曲家の音楽を聴かせたメロンを使用。クラシック音楽を聴かせたフルーツがより一層美味しくなるというロマン溢れる説を追求。

上記5つのほかに、ちょっぴり切なく、心温まる感動ストーリーが魅力のメロン体感ムービー「女の子とメロン」も店舗で公開、絵本もあるので、訪れた際はぜひ併せてチェックしてみてほしい。

まさにメロン尽くしな同店。メロン好きならずとも、一度は足を運びたいユニークな仕掛けがたくさん。今夏はメロンを求めて、神楽坂に行ってみよう。

所在地東京都新宿区神楽坂3-6-92
TEL03-6280-7020
営業時間11:30~17:30(水〜日)
定休日月火、年末年始
公式サイトhttps://melon-roman.com
【果房 メロンとロマン】

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