販売目標は数年で1000台以上
会見と同日、日本法人であるポラリスジャパン株式会社は、日本唯一のポラリス製品正規輸入販売元としてインディアンモーターサイクルの販売業務を開始。このタイミングでの日本本格始動についてスコット・ワイン氏は「日本のバイク市場は世界で3位。そこに参入しない理由はない。これまでホワイトハウス(輸入代理店)によってブランドは構築してもらっている。いまこそ我々の持つすばらしい商品を入れる時期だ」と分析。
さらに「数年のうちには1000台以上を販売、さらにそれを倍々に増やしていければ」と語った。
今回、会長兼CEOのスコット・ワイン氏以外に、インディアンモーターサイクル・プレジデントのスティーブ・ネメト氏、インターナショナル部門プレジデントのマイケル・ドウアティ氏など、錚々たる面々が来日。
日本市場について「スノーモービルの市場はモーターサイクルに比べれば狭いが、安定したマーケットであり我々の歴史を振り返っても自信を持って望める分野。さらにティンバースレッド(雪上バイクの組み立てキット)も非常に伸びがある」と期待を寄せた。
会場には最新車両が勢揃い
日本市場での展開として、同社は数々の車両を展示・発表。まずは日本でも人気のあるスポーティモデルからFTR1200S。
そしてミッドサイズのセグメントに追加されたScout(スカウト)のインディアン誕生100周年記念モデル。こちらは世界限定750台だ。
さらに同サイズには、人気のあるスカウト ボバー トゥエンティーに、初代スカウトをモチーフにした新モデルを追加。
ヘビーウェイトには、エンジンを111から116キュービックインチにあげ、さらなるパフォーマンスを提供するダークホースを追加。今後もツーリングモデルにバリエーションを増やしていく考えだ。
挑戦は終わらない!
今後なにか新しい展開は?という記者たちの質問に対し、「我々は単なるクルーザーメーカーにとどまるつもりはないよ。これからも各セグメントに新しいものを投入していく。その先駆けとして、この10月にはまったく新しいモデルを投入予定なんだ」とスティーブ・メネト氏。
その名も「チャレンジャー」。
それは一体どういうモデルなのか?という追求は「う〜ん…車輪が2つ付いているよ」とジョークでかわされてしまった。その余裕にいやがうえにも期待が高まる。今後、同ブランドの動きに目が離せなくなりそうだ。