2017年1月から4年を超えて、6度の王座防衛を果たしてきたWBC世界スーパー・フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(1991年11月17日/29歳)と、WBO世界フェザー級王座を返還して階級を上げてきたオスカル・バルデス(1990年12月22日/30歳)の、2人のメキシカンが激突。
下馬評では圧倒的不利だったバルデスが累計3度のダウンを奪って10ラウンドKOで快勝。2階級制覇を果たした。

「サソリ」の異名を持つ最強王者ベルチェルトに挑む、一階級下のクラスの王者バルデス

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冒頭に書いたように、戦前予想ではベルチェルトが圧倒的有利。これまで6度の防衛を果たしているうえ(うち5KO)、その中にはなんと4人の元世界王者を含むという充実ぶり。しかもこれまでのKO率が90%近い強打の持ち主とあって、現在のスーパー・フェザー級では間違いなく最強と目されていた。

対する挑戦者のバルデスは、もともと一階級下のフェザー級を主戦場に戦ってきたオリンピアン。28戦28勝22KOと、こちらもなかなかのハードパンチャーぶりを誇り、WBO世界フェザー級王者として6度防衛したのち、王座を返還してスーパー・フェザーに階級を上げてきている。このベルチェルト戦までに スーパー・フェザー級で2試合こなしてきているが、最強の呼び声高いベルチェルトのパワーに対抗できるかどうかは疑問視されていた。

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意外にもバルデスが圧倒する展開に

ところが実際に試合が始まると、バルデスが得意の左フックを有効に使い、バルデスを圧倒。手数は出すベルチェルトだが、同じオーソドックススタイルながらカラダを丸めて低く構えるバルデスに、なかなか有効打を当てることができない。逆にバルデスがジャブをコツコツ当てつつ、時折繰り出す思い切りのいい強打をベルチェルトに叩き込むことに成功し、ダメージを与える。

170センチのベルチェルトに対して、166センチのバルデスだが、その低い構えから、さらに小さく見える。それだけにベルチェルトからすると的が小さいと感じるのかもしれない、とにかくハードヒットできずにただイタズラに手を出す。そしてカウンター気味のバルデスのパンチを喰らうという展開になる。

そして、焦るベルチェルトは苦戦を挽回する機会を見出せずに、4ラウンドにはバルデスの左フックでスタンディングダウン、9ラウンドにはアッパーからの連打でマットに這わせられたうえで、10ラウンドには決死の反撃に出たものの、痛烈な左フックをカウンターで顔面に喰らい、前のめりに倒れながら失神。ここで試合は終わった。

結果として最強王者の呼び声高かったベルチェルトは敢えなく陥落。今後の同級がどのような形に落ち着くのか、まったく読めなくなってきた。

画像: 【速報】WBC世界S・フェザー級タイトルマッチで オスカル・バルデスが“最強”王者ベルチェルトをKOで下し2階級制覇

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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