『ピータールー マンチェスターの悲劇』歴史に埋もれた民主化活動弾圧事件
1819年8月16日に英国 マンチェスターで起きた“ピータールーの虐殺”事件。民主的な選挙の実施を求めて、セント・ピーターズ広場で開催された政治集会に集まった非武装市民6万人に、サーベルと銃刀を持った軍隊が突入し、数百人の死傷者を出したのだ。ナポレオンの没落を決定づけたワーテルロー(英語読みでウォータールー)の戦いに因んで“ピータールー事件”と名付けられることになった民衆弾圧事件を、ノンフィクションのドキュメンタリーのような緻密さで描いた作品。